
遅ればせながら、あけましておめでとうございます! 本年もどうぞよろしくお願い致します。
1月5日(木)から営業開始であったのですが、例年通り年末年始のお問い合わせ・ご注文の殺到によってそのご対応に追われておりました。
そして少し落ち着き始めた昨日に、ポルシェ 911(930)911ターボにご来社いただきました。本年最初のお持込ですが、その時のようすをレポート致します。お持込くださいましたお客さま、誠にありがとうございます!
1974年~1989年にかけて発売されました
ポルシェ 911の2代目モデル(930)、そのターボです。
ポルシェ 911(930)ターボは発売当初に採寸、型出しを行い、専用タイプとして販売をつづけてまいりました。問題もなくリピート注文も頂戴していたのですが、いまなおご注文をいただくグレードとして、現在の技術で改めて採寸ができればと希望していました。
発売当初の旧の型は、ターボの特徴とも言える標準のホエールテール部分のフィット感が甘いので、改良によるフィット感の向上は大きいです。
この度も、仲林工業カバーのユーザーさまからお声掛けいただき、型の改良をさせていただきました(お客さま、誠にありがとうございます)。
仲林工業では、フルモデルチェンジした国産の新型車(トラック・バス・バイク・福祉車両等以外)や、
メルセデス・ベンツ / AMG / BMW / BMWアルピナ / アウディ / フォルクスワーゲン / ポルシェ / ジャガー / MINI / ローバー / フェラーリ / アルファロメオ / ルノー / プジョー / ボルボ / シボレー / フォード / クライスラー
上記海外メーカーのフルモデルチェンジした新型車を常に求めております。
まだ仲林工業に型が無い場合、採寸にご協力いただけましたら、第1号ボディカバーを無料でプレゼントさせていただくキャンペーンを実施中です(詳しくは
コチラ)。
昨年秋に、純正のカレラウィング付きの911(930)カレラの採寸を行いました(その時の製作日誌は
コチラ)
そのサンプルカバーを試しに装着してみると、きれいにフィット。
装着シルエットを掲載します。
うしろマチ「なし」の型になっています。
マチとは?
横生地と天井を走る生地の間、コーナー四隅に入っている細長い三角の生地のことです(車種形状により、四隅に入っていないものもありますが、だいたい、四隅にこのマチがあります)。
もっとわかりやすく知りたい方は、
コチラの記事をご覧ください。
ページ後半から、灰色の生地にて縫いつけてある部分(パーツ)のことを「マチ」と呼びます。
出来るなら、このマチは無い方がボディカバーとしては良いです。
ミシンの縫い目が減ることで、その分、老朽化が遅れるからです(縫い目があると、糸が解けたり、切れたりして、どうしても老朽化の原因になってしまいます)。
また、雨水などの浸透も少なくなります。
ただ、お車の形状により、マチを無くすことでフィッティングが崩れる場合もあります。
フィッティングが劣ってしまってもいけないので、その場合はどちらがベストかよく検討したうえ、マチを入れたりしています。
全体的には問題ないのですが、しかしターボとして若干ホエールテールのサイズが拡大されていること、またワイドフェンダーになっていることから、純正カレラウィング付きの911(930)カレラの時に比べ、カバーの丈が短めになってしまいました。
全体的に丈を 3cm延長
ターボに対しましては上記1点、訂正して型にしています。
ポルシェ 911(930)ターボの実際の製品は、この写真よりもカバーの丈が少し長めとなり、ホイールがちょうど隠れるか、覗き込んでわずかに見えるか、という感じになりますので、ご留意くださいませ。
また911(930)カレラのサンプルカバーからの流用のため、リアウィングのこの部分、同じ形状になっています。
サイドの縫い目ラインを凹ませることで、ルーフ後方とリアウィングの間に 雨水等がこぼれて溜まりにくいよう設計しています。
(写真は、純正カレラウィング付きの911(930)カレラ装着時のものです)
お客様、いつも仲林工業製品をご愛顧いただきましてありがとうございます。
本年最初の第1号ボディカバーとなりますが、発送時に改めてご連絡させていただきますので、どうぞ、引き続きよろしくお願い致します。
ご注文はサイトからお受けしております。
ボディカバー・車体カバーの老舗 仲林工業
https://www.nh-cover.jp/
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改良報告 | 日記
Posted at
2017/01/13 12:14:10