
今週はロータス エミーラにご来社いただきました! お持込みくださいましたお客さま、誠にありがとうございます。
2022年から発売されていますイギリスのロータス・カーズが開発したスポーツカー、
エミーラ。
仲林工業では、フルモデルチェンジした国産の新型車(トラック・バス・バイク・福祉車両等以外)や、
メルセデス・ベンツ / AMG / BMW / BMWアルピナ / アウディ / フォルクスワーゲン / ポルシェ / ジャガー / MINI / ローバー / フェラーリ / アルファロメオ / ルノー / プジョー / ボルボ / シボレー / フォード / クライスラー
上記海外メーカーのフルモデルチェンジした新型車を常に求めております。
まだ仲林工業に型が無い場合、採寸にご協力いただけましたら、第1号ボディカバーを無料でプレゼントさせていただくキャンペーンを実施中です(詳しくは
コチラ)。
ボディ形状的に覚悟をしていたのですが、やはり採寸ポイントが多く、難航致しました。
以前、マクラーレン MP4-12Cを採寸したのですが(製作日誌は
コチラ)、この時の縫製ラインも参照しながら慎重に進めていきます(長期お預けくださいましたお客さま、誠にありがとうございました)。
第4回サンプルで全体的にフィット。
フロントとリアを詰めた第5回サンプルで完成です。
装着シルエットを掲載します。
うしろマチ「あり」の型になりました。
マチとは?
車の横面に対する生地と天井を走る生地の間、コーナー四隅に入っている細長い三角の生地のことです(車種形状により、四隅に入っていないものもありますが、だいたい、四隅にこのマチがあります)。
もっとわかりやすく知りたい方は、
コチラの記事をご覧ください。
ページ後半から、灰色の生地にて縫いつけてある部分(パーツ)のことを「マチ」と呼びます。
出来るなら、このマチは無い方がボディカバーとしては良いです。
ミシンの縫い目が減ることで、その分、老朽化が遅れるからです(縫い目があると、糸が解けたり、切れたりして、どうしても老朽化の原因になってしまいます)。
また、雨水などの浸透も少なくなります。
ただ、お車の形状により、マチを無くすことでフィッティングが崩れる場合もあります。
フィッティングが劣ってしまってもいけないので、その場合はどちらがベストかよく検討したうえ、マチを入れたりしています。
うしろマチは「なし」となる車種が多いのですが、今回は、フィット感の崩れによりマチ必須となりました。
リア上部は弓なり、かつダックテールのように上に反った形状のためどうしても張りが発生し、その負担を軽減するために生地の遊びを持たせても浮き上がってフィット感の崩れへとつながってしまいます。
フィッティングも大事ですが、生地への負担がおおきくなり、耐久性が劣ってしまってもいけません。
今回のこの状態がギリギリ攻められたところです。
マチの先が写真くらいの位置以上、ルーフに近づかないよう後方へ引っ張り装着すると、この生地の浮きは軽減されるのですが、ボディ形状的にどうしてもフロントへ引っ張られがちになり、装着して留め具を絞ったとしても、時間経過とともにフロント寄りにはなってしまいそうです。
お客さま、この度はご足労くださり誠にありがとうございました!
TT-9000(裏起毛)生地による第1号ボディカバーの仕様について、最終確認させていただきますので、どうぞ、引き続きよろしくお願い致します!
ご注文はサイトからお受けしております。
ボディカバー・車体カバーの老舗 仲林工業
https://www.nh-cover.jp/
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新作完成シルエット | 日記
Posted at
2024/12/06 10:41:54