
私はEPS(電動パワーステアリング)が嫌いである。なぜなら、操作感が不自然で、長距離運転で疲れの原因になるからである。EPSはK12マーチで初めて経験し、その操作感の悪さにビックリして数ヶ月で手放したほどだ。その後はEPSがどの車でも当たり前になったので、イヤイヤながら運転してきたものである。それが、今回プジョー308で電動油圧式になったことで、「EPSはやっぱり大嫌いだ」と再認識することになった。最高水準だと一般に評されるゴルフ7でもステアリングの操作感はプジョーに比べて大きく見劣りがする。EPSはまだまだ発展途上の技術なのである。
実は、私がEPSが嫌いな理由はもうひとつある。笑われそうなので大きな声では言えないが、私は「EPS恐怖症」なのである。「EPS恐怖症」とは、電動パワーステアリングが誤作動してハンドルが勝手に切れてしまい、大事故につながるのではないかという恐怖感で居ても立ってもいられなくなるという不安神経症のようなもの(?)である。EPSはハンドル操作力がやたら軽く、路面からの反力を伝えないものが多い。これはステアリングコラムに取り付けたモーターで強力なアシストを行っているからであるが、もし、この強力なアシストがドライバーの操作とは関係なく働いたらどうなるだろうか。特に最近はESCやレーンキープアシストと連携してドライバーの操作と関係なくステアリングを操作するEPSが装備されている。このようなEPSの制御コンピューターにエラーが起こったらどうなるだろうか。
メーカーは「万一の故障の場合は自己診断機能によりEPSは機能を停止する。安全設計なのでご安心ください」というだろう。しかし、その安全設計がうまくいかなかったために起こった事故は多い。私は旧人類なので、人間の操作を離れて自動介入してくるような制御は基本的に信用しないし、最後はマニュアル操作でコントロールを取り戻す手段が残されていないと不安でしょうがないのだ。EPSにさえアレルギー反応起こしているのに、自動運転車なんて乗ったらアナフィラキシーショックで倒れるかもしれない・・・。
運転日報(プジョー308)
天候:晴れ
積算走行距離:10293キロ
走行条件:市街地・郊外一般道
乗員:1名
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クルマ談義 | クルマ
Posted at
2013/08/16 00:55:28