
先日まで借りていたウェーブは110ccで、今借りている&所有しているフューチャーは125ccである。排気量が15cc違い、それにあわせギア比もちょっと違うが基本的に同種のバイクである。ホイールベースや車重もフューチャーのほうが少し大きいが、見た目で両者を区別することは難しい。
しかし、運転してみると両者ははっきりと違う。ウェーブは60キロ以上の速度域は加速が緩慢で、実用上の最高速度は80キロなのに対し、フューチャーは80キロまでよく加速するし、80キロを超えてもまだ余裕がある。わずか15ccの違いで大きく変わってくるのである。一般道で追い越しをかけるとき、80キロ以上までスムーズに加速できるかどうかで使い勝手が違う。ウェーブは追い越しがかなり苦しいが、フューチャーは楽だ。追い越しが楽かどうかで長距離運転の疲労度は大きく変わってくる。これからベトナムでバイクを買おうとしている人には(そんな人がそう多くいるとは思えないが)ホンダなら125ccのフューチャーかヤマハなら水冷4バルブ150ccのエクサイターをお勧めする。エクサイターなら最高速も120キロくらい出るだろう。
もっとも、ベトナム人で80キロ以上の速度で運転している人は滅多にいない。これは安全運転だということではなく、ヘルメットの設計がよくないしシールドがないことが多いので、風圧が苦痛だからではないかと思っている。80キロを超えると空気の壁を強く感じる。ARAIのフルフェイスにジャケットという格好だと平気だが、半キャップにTシャツといった格好ではヘルメットと衣服のバタつきが相当なものになってしまうし、虫でも身体に当たろうものならかなり痛そうだ。
いくら装備がいいからといってあまり飛ばすと周囲から浮いてしまうので、60キロ前後で走るのが妥当ではある。100ccで必要最小限度の性能、それより大きい排気量は余裕のため、といった感じである。
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Posted at
2015/07/07 00:55:51