
今回帰国時、いつものレンタルバイクでKAWASAKI VERSYS-X250を借りた。このバイクは私がベトナムで乗っているVERSYS-X300の日本向け仕様で、排気量が50cc小さい以外はまったく同一の車種である。私はVERSYS-X300がとても気に入っていて、「これを日本で乗ったらどんなもんだろう」と思っていたので、レンタルしてみた。
そのレンタルバイクで友人のK氏(いつも一緒にツーリングする)と蔵王まで一泊温泉ツーリングに出かけた。K氏のバイクはKAWASAKI W800のFinal Editionで、これがとても美しい。フェンダーのメッキや空冷OHCのエンジンなどの醸し出すアンティークなメカっぽさがとても良い。中高年のライダーが乗ると様になる。
二台で蔵王エコーラインを走った。さすがに排気量の差が大きく、登りの直線ではW800にぐんぐん離される。直線で離され、カーブで追いつくことの繰り返しである。300ccの私のVERSYSと比べると、かなりトルクが細く、ギア比が低いので1~3速はすぐにふけきってしまい、4速でフルスロットルにしても加速が鈍くてイライラする。コーナリングは素直で扱いやすいので、カーブで追いつく走りになる。大柄な車体のおかげか乗り心地はかなりよく、砂利道なども気楽に走れるので、非力なことを除けばツーリングバイクには好適である。
VERSYS-X250は、日本でツーリングバイクとして使うにはなかなか良い。荷物の積載性もよいし、乗り心地がよく、スクリーンなどの疲労軽減のための装備が標準装備だ。ただ、バイクの動力性能に重きを置く人には勧められない。非力で遅いので、不満の元になるだろう。それから、サイドケースは標準装備なのはいいものの、その品質はかなり低く、ヘナヘナなプラスチックで、しかも取り外してバッグごと荷物を持ち運ぶことができない。これは、後から自分の好みのものを装備したほうがいいと思う。
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Posted at
2018/08/04 00:50:44