ツインカーボ化完了

　うちのサンバーは非力である。たった660㏄で自然吸気なので、涙が出そうなほどスピードが出ない。長距離移動ではこの遅さが祟って所要時間も増える。また、細いトルクに合わせてギア比も低いので、いつも高回転で燃費も伸びない。せめて過給器があればと思うのだが、軽トラックに過給器付きモデルは現状存在しない。

　そこで、軽量化と空気抵抗その他走行抵抗の低減に取り組む。うちのトラックは背の高い幌を積んでいるので、キャビン上にウインドディフレクターを設置してある。これにはポリカーボネートの波板を使っているのだが、どうしても「波板っぽい」ガチャガチャした音がするのが問題だった。他に何か、ポリカーボネート波板と同様軽量、丈夫で耐候性に優れた素材はないものか···。




　ホームセンターで見つけたのは「ツインカーボA」なる素材。ポリカーボネートで作った段ボールのようなものだ。波板より撓みにくく、ガチャガチャ音がすることがない。軽量で耐候性に優れ、丈夫なのは波板同様。これにしよう。

　完成したのが冒頭の写真である。狙い通り音がしなくなり、見た目もスマートだ。とても気に入ったので、荷台の波板部分もすべて「ツインカーボ化」するつもりだ。また、これを使えば荷台にハードトップを載せることもできそうな気がする。今後の制作の幅が大いに広がりそうだ。