
夏に幌車の幌の中はものすごく暑い。日光を受けて熱を持ち、窓がないので風も入らない。後部ドアを開けた瞬間熱気で中に身体を入れることを躊躇うほどだ。写真の簡易キャンパー仕様のトレーラーも、夏の日中は乗っていられない。エアコンが必須である。
一方、パネルバンの中は涼しい。キャビンとは繋がっていないので、エアコンの効果は及んでいない。なぜ涼しいのかと言うと…

荷室の前面、キャビンの上のところに空気取り入れ口がある。ここからラム圧を使って外気を室内に送り込むようになっている。

室内側から見た空気取り入れ口。外気が入ってくるので埃で汚れている。

排気は荷室後部のルーバーから行われる。
この仕掛けがとても効果的で、走行中は荷室内が高温になる心配がない。
昔のホンダ車には同様にラム圧を使ってファンを回さずとも外気を取り込んで空調に使うような仕掛けがあったように記憶している。それから、軽トラなどでキャビン前面にハッチがあって、そこを開けるとダイレクトに外気が入ってくるようなものもあった(マツダのポーターキャブだっただろうか)。 最近そういう装備を見ないのは、エアコン常用が普通になったからかもしれないが、燃費節約のためにはなるべくエアコンを使いたくないので、外気を取り入れる仕掛けも復活してもらえると有難いと思う。
Posted at 2023/07/17 21:56:11 | |
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