
8月の自転車の走行距離が1000㎞を超えそうだ。現在876㎞だけど、1日40㎞は走るからほぼ確実だろう。実際は記録をONにしなかったこともあるので、すでに1000㎞超えているかもしれない。
この走行記録はすべて電動アシスト自転車であるBSフロンティアDXによるものだ。この自転車、BB付近にモーターを置いて後輪を駆動する設計が通常なのに対し、前輪ハブにモーターを置いて、しかも回生機能を持たせていることが特徴だ。そのため、ハンドルを切ったまま発進しようとすると前輪が軽く空転してグリップを失うことがあり、慣れるまで注意して扱う必要がある。具体的には、勝手に急発進しようとする前輪を前輪ブレーキで抑えるのだ。旋回しながら発進するときは、前輪ブレーキレバーに指を掛けておかないとコケそうになる。
そして、今日新たな弱点を発見した。濡れてツルツルな大理石の床を低速で走行していたとき、いきなり前輪が逃げて転倒した。路面が極めて滑りやすいことはちゃんと認識していたので、旋回もブレーキもしていなかった。これが前輪ブレーキの操作かハンドル操作によるスリップならば、反射的にブレーキを離すかハンドル操作を修正してグリップを回復させるところなのだが、何もしていなかったので打つ手がない。低速だったので、体操のフィニッシュのようにスタっと着地を決めて体はどこも傷めなかったが、自転車のハンドルバーの端やブレーキレバーに薄っすらと傷がついた。
スリップの原因は、ずばり、回生ブレーキである。滑りやすい路面だからとペダリングを止めて惰性で走行すると、前輪に回生ブレーキが作動する。このブレーキがけっこう強力なのだ。しかも、自転車なのでABSも付いていないし、マニュアル操作で回生ブレーキを解除する術もない。いや、無いわけではないのだが、ペダルに力を込めて回す、という動作は、滑りやすい路面という状況ではさらに事態を収拾不能にする可能性があるので採れないのだ。結局、この自転車は構造上、滑りやすい路面でペダリングを止めて回生ブレーキが作動するという状況で、前輪がスリップして転倒することを避けられない、ということになろう。
今回は低速だったので大事には至らなかったが、もっと速度が出ていたら怪我に繋がりかねない。回生ブレーキの利き具合を設定できるようなので、少し試行錯誤してみるつもりだ。今のままではかなり危険な設定と思うから。
Posted at 2025/08/27 00:13:28 | |
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