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素浪人☆のブログ一覧

2017年10月25日 イイね!

バックル、隠せないようにしてほしい

バックル、隠せないようにしてほしい 今日乗ったタクシー、私の嫌いな(頭が天井につかえるから)TOYOTA VIOSだったのだが、さらに悪いことに、シートベルトのバックルがシートの隙間に押し込まれており使用できなかった。乗用車の後席でも、バスに乗ったときでもシートベルトは常に締めているので締めないでいるとかなり気持ち悪い。それでも安全運転ならまだいいが、ベトナムの常で頻繁に急ブレーキがかかるから、いつもしっかり踏ん張っていなければならない。

 シートベルトのバックル、隠せない構造にできないだろうか。日本車の多くはバックルを隙間に押し込みやすくしているとしか思えないようなデザインになっている。欧州車や韓国車は金属の棒や板でバックルが立ち上がったまま保持されているか、シートの座面の窪みに固定されていて、隙間に押し込めないようになっている。シートベルトを使わない人の邪魔にならないように隠しやすいデザインにするというのは「お客様の要望により」ということなのかもしれないが、良心的な姿勢とは言えないだろう。

 良心的でないと言えば、TOYOTA INNOVA の後席のシートベルトもそうだ。シートベルトがすぐにロックすると「窮屈だ」と言う人がいるのだろう。急ブレーキをかけてもすぐにはロックせず、肩ベルトがかなり引き出された後にロックする。これなら確かに窮屈ではないのかもしれないが、事故に遭遇した場面を想像すると、普通は衝突の前に急ブレーキを踏んでいるはずだから、上体がかなり前に移動したあとにシートベルトがロックし、そのまま衝突することになる。すると、上体の移動量が多くなり、車体と頭部との衝突を避けられなくなるのではないだろうか。この問題はJNCAPの衝突試験では再現されない。衝突試験ではブレーキを踏まないままいきなりズドンと衝突するからだ。前席と違って後席にはシートベルトプリテンショナーもエアバッグもない。ロックしにくいシートベルトが安全なのか、検証したほうがいいと思う。

 メーカーは、たとえユーザーが文句を言ったとしても、「安全のためにはこの設計を変えるわけにはいかないんです!」と言い切るぐらいの筋の通ったところを見せてくれるといいと思うのだが。日本のメーカーには難しいだろうか。
Posted at 2017/10/25 00:57:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 交通安全 | クルマ
2017年10月21日 イイね!

高速道路の避難法

 落下物のタイヤが原因で起こった高速道路上での死亡事故、たいへん痛ましい事故である。以前の記事でも指摘してきたように、高速道路にはいろんなものが落ちている。例えば、タイヤ、パレット、べニア板、鉄骨(H鋼)、歯止め、工具箱、バンパー、シート、ポリバケツ、さんま、豚、牛、仮設トイレ、プレハブ事務所などは、実際に遭遇したことがある。歯止めは東北道に落ちていたのだが、その落下物から先2キロくらいの間にタイヤがバーストした車がずらりと路肩に並ぶ大騒ぎになっていた。落下物に乗り上げる事故に遭う確率はけっこう高いと思う。

 そこで、もし自分がそういう状況に置かれた場合、生存確率をもっとも上げられる方法はどのようなものか、考えてみたいと思う。万が一の場合、事前にシミュレーションをしているのとそうでないのとでは行動が全然変わってくる。以前路上故障の場合のシミュレーションをしたことがあるが、それは一応車を路肩に止めることができるという前提で書いている。今度は落下物に乗り上げて走行不能になり、本線上で車が止まってしまった場合を想定する。

1、まず、ハザードランプを点けて自車がそこにあることを知らせる。最近は衝撃を検知すると自動でハザードが点く車も多いが、そうでない場合は自分でスイッチを操作する。

2、パニック状態で車外に飛び出さないこと。事故の衝撃により脳震盪を起こし、意識がもうろうとしたままで高速道路を横切ろうとして車に跳ねられる人がいる。ちゃんと周りの状況が把握できてから脱出すること。

3、発炎筒と停止表示機材を持って車外に出ること。特に発炎筒は持ち出しやすい場所にあるから必ず持ってでる。

4、同乗者を誘導しながら、後続車の状況を確かめて路肩に避難する。

5、ここからは運転者と同乗者は別行動になる。同乗者はガードロープの外側に出ること。ガードロープの外側が安全でない場所(崖等)の場合、事故現場より先に歩いていって安全な路外に退避する。路肩にいるのは危険すぎる。特に事故現場の路肩にいると事故を避けようとして路肩に入ってくる車に跳ねられる危険が高い。だから、事故現場よりも先に行くのだ。一方、運転者は発炎筒に点火し、後続車に合図しながら事故現場の手前方向に行く。停止表示機材と発炎筒を事故現場の手前に設置し続発事故の防止に努める。後続車に警告できたら運転者も路外に出て事故を通報する。

6、スマホのフラッシュライトはとても目立つのでそれを後続車に向けて自分たちの存在を示すのがいいと思う。発炎筒は10分くらいしか持たないので、そのあとも合図用に使える懐中電灯があればよいが、スマホで代用できるだろう。



Posted at 2017/10/21 02:25:11 | コメント(1) | トラックバック(0) | 交通安全 | クルマ
2015年11月20日 イイね!

(まともな)ヘルメット被ろうよ・・・

 仕事関係のベトナム人がバイクで転んだというので救援に行ってきた。病気、ケガの際には親類が世話をするというのがベトナムの流儀だが、親類が離れたところに住んでいるので駆けつけるまでの間のフォローに向かったのである。

 郊外の幹線道路で何等かの原因でバランスを崩したらしく、対向車線に飛び出して転倒、バイクは30メートル近い滑走痕を残しており、けっこう速度が出ていたようだ。当然、バイクから投げ出されたライダーは路面に叩きつけられ負傷した。路面に残った血痕が痛々しい。

 病院に行ってみると膝、足首、手の甲、指、顎などに大きな擦り傷、肩、胸、両目に真っ黒な青タンという無惨な姿でライダーが応急処置を受けているところだった。特にケガがひどいのが顔面で、こんな典型的な「交通事故外傷」を見るのは久しぶりである。日本ではフルフェイスのヘルメットが普通だし、いくら軽装でも長袖、グローブくらいは着用しているので、こんなになるのは珍しくなっている。私たちのようにプロテクターを装備していれば、ほとんどケガはしなかったケースだろう。

 プロテクターはともかく、このライダーはヘルメットさえ被っていなかった。あの500円で買える落とせば割れるベトナムヘルメットさえ被っていなかったのである。「よく生還できた」というところだ。毎日使うバイクの事故のリスクをあまりに意識しなさすぎと感じる。「Arai」「SHOEI」のようなブランドでなくてもいいから、フルフェイスのヘルメットを被ってほしいと思う。40万円する高級スクーターにはお金を出すのに、数千円のヘルメットを買わない、被らないというその安全意識は傍から見ていてハラハラさせられる。

 ただハラハラしててもしょうがないので、とりあえず身近な人から日本製ヘルメットを布教して、帰国時に購入代行でもすることにしよう。

 
Posted at 2015/11/20 01:10:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 交通安全 | クルマ
2015年05月17日 イイね!

危険予知

危険予知 あなたはハノイ市の交差点で信号待ちをしています。信号が青に変わったので前のバイクに続いて直進しようと思います。このとき、あなたは何に注意しますか。
(解答は記事の最後に)

 妻のバイク練習が進んできて、そろそろ公道デビューを考える時期になった。妻から「ベトナムで初心者ライダーがまず起こしそうな事故ってどんな事故?」と聞かれた。私は交差点で他車と衝突する事故と、逆走バイクとの衝突事故が起こりそうと答えた。それは、日本とベトナムの交通の状況が大きく違うところだからだ。

 これまでも度々書いてきたが、ベトナムには優先交通という概念がない。どんな幹線道路でも、どんなに速く流れていても、お構いなしに横断したりUターンする車が多い。交差点でも右方優先、直進優先など関係ないので我先に突っ込んでくる。とはいえ、「防衛運転」などといって安全確認なんかしようものならいつまでたっても進めない。だから自分も近づいてくる他者の鼻先にバイクを突っ込んでブレーキを踏ませて左折、横断する。自分が先頭で他者を食い止めるのはリスクが大きいので、誰かが先に横断している陰に入って(コバンザメ走法と名づけた)走ることも多い。優先交通という概念がないので、知恵と勘を働かせて乗り切る必要がある。そこが日本と大きく違うところで、そこで慣れない初心者が衝突事故を起こす危険は大きいと思う。

 そのあたりの勘をどうやってつけてもらうか。四輪なら助手席から見ていればだいたいの状況はわかるはずだが、バイクだとそうはいかない。タンデムしていても運転者の陰になる前方の状況はよくわからないからだ。ライダーの視点から交通状況を理解する方法は・・・ここで私たちには強力な武器があることに気づく。そう、ドライブレコーダーである。Goproで常時録画しているから情報量は相当なものである。これを有効活用しない手はない。早速、妻に交差点通過の様子を見てもらい、どのような点に気をつけるかディスカッションした。「百聞は一見にしかず」というとおり、画像で見ればとてもわかりやすい。

(解答編)


 バイクが続いて走っているところに対向のオート三輪が強引に左折してきて衝突しそうになりました。ベトナムでは直進車が途切れるのを待って左折するという習慣がありません。特にオート三輪はいつも低速で走っていて危険な状況でも止まらない傾向があります。まっしぐらに衝突コースを進んでもこちらが止まれば回避できるよう、常に先読みして運転しましょう。また、信号無視が多いので赤信号側の道路から飛び出す車やそれを避けようとする車の急な進路変更に巻き込まれない位置を走行するようにしましょう。
Posted at 2015/05/17 23:22:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 交通安全 | クルマ
2013年12月23日 イイね!

凍結注意

凍結注意 リアのドラレコはいつも放置状態になっているのだが、たまに見てみると安全運転の参考になることが記録されている。最近は追突してもあれやこれやと言い訳して過失を認めない運転者も多いようなので、後ろにもドラレコを付けることをおすすめする。車間距離不保持やブレーキの遅れがしっかり記録されるからである。リアワイパーの払拭範囲に設置しておけば視界もばっちりだ。


 動画は同じ日の早朝と夜の同じ場所のものである。路面が黒光りして、一見濡れているようだが実はこれが凍結で、凍結を用心していなかったドライバーが路外に飛び出してしまった。私の車も0:35あたりでちょっと横滑りしている。凍結を予測していないところで突然滑ったらESC付きでもリカバリーは難しいだろう。最近の車には大抵外気温度計が装備されているから、凍結警告が出ていたら「凍結しているもの」と思って慎重に運転したほうがよいと思う。

 ところで、今日は一月ぶりに308を動かした。これまた久しぶりに「いつもの温泉」に行くためである。夕方7時頃にはドアノブまでガチガチに凍っていて、バキバキと砕いてドアを開けるなど動かせるようになるまで時間がかかった。なぜか不思議なことにドライブポジションまで違和感があり、シートをずいぶん後ろにやる必要があった。しばらく乗らない間に脚が伸びたのだろうか。

 久しぶりに乗ると308のステアリングのダイレクト感が新鮮である。乗り心地は普通の乗用車的なのに、ステアリングにかなりダイレクトにタイヤの状態が伝わってくる。路面が凍結しているときなどは、凍結部分がステアリングの感触を通じて感知できるので安全にもつながる。ただ、ESCの動作はトゥインゴと比べるとけっこうお節介な感じである。オーバーステアに対処すべくカウンターステアを切ると、同時にESCも作動するため切りすぎになる。トゥインゴはドライバーがちゃんとカウンターステアを切っているかぎりESCは作動しなかった。もっとも、ESCのキャンセルスイッチは308にあるがトゥインゴにはない。

 アイスバーンであっても308のどっしりとしたシャシーと感触のいいステアリングで山道を走るのは快感である。トゥインゴのようにヒラリヒラリと曲がれないのは大きさと重さゆえ仕方のないところか。


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Posted at 2013/12/23 02:50:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | 交通安全 | クルマ

プロフィール

「クマにドヤされた道は避けるようにしてるけど、自宅から現場まで2キロもないから、そのうち「庭に大きな影があったので女房かと思って声を掛けたらクマでな・・・」ということになるかもしれない。年取ったときに武勇伝を語れるようにクマとの闘いをシミュレートしないと。」
何シテル?   10/08 03:02
日本、米国、そしてベトナムで運転してきました。国が変わっても運転好きは変わりません。 ふとした思いつきからトラックボディ制作、始めました。

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