
リーフでいつもの蔵王温泉に行ってきた。往きは国道48号線で山形市まで出て、そこで急速充電してから蔵王温泉に登ることにした。山形市に入った時点で航続距離はまだ70キロ以上残っていたのだが、山道で急速に減少するはずなので、その前に充電しようということである。お出かけ前に運行計画ならぬ充電計画を立てないといけないのがEVという乗り物である。
山形の日産プリンスでは順番待ちはなく、45分ほどで充電完了。そこから30分くらい先の蔵王温泉を目指す。航続距離の表示は145キロになった。
ここからは急な登り坂である。が、パワーは十分で、カーブでの減速を最小限にして電費を保ちつつ、軽快に駆け上がる。硬めの足回りで回頭性もよいので、スポーティとは言わないまでもそこそこ速く山道を走ることができる。電池の消耗は予想通り多目で航続距離の表示は一気に60キロ台に低下した。これは相当心臓に悪いが、下りで取り返すことを期待しておく。それよりも、気温が氷点下になると同時に濃い霧が出て、おまけに雪まで降ってきた。ワイパー、フォグランプ、デフロスターと電気をいっぱい使っているから、航続距離に響きそうである。
温泉に入って、帰りの山道を下る。回生ブレーキにより充電されるので、今度はまったく電池残量が減らない。ガソリン車でもフューエルカットが働くから燃料は減らないが、エネルギーを回収することはできない。回生ブレーキはフェードやベイパーロックの心配がいらないのもよい点だ。電池残量が気になるのでフォグランプを消し、デフロスター(エアコン)を止め、窓を少し開けて曇りを防ぎながら走る。車内でも吐く息が白い。山道を下り終えた時点での航続距離は108キロとなった。ここでもう一回急速充電をかけるか否かで迷うが、エアコンオフのままなら余裕で帰り着けると判断して、そのまま行くことにした。
帰りは山形道を使う。この区間はアップダウンが激しく非力な車にはツライところである。リーフは高速域でも活発に走る。なによりエンジン音がなく静かなのがよい。これで航続距離がもっと長ければ秀逸な高速ツアラーとして使えるのだが・・・。
自宅近くの日産店に辿りついたときの航続距離は36キロで、まだ若干余裕があった。いつもの温泉ドライブの往復160キロくらいなら、リーフでもなんとかこなせそうだ。エアコンオフではせっかく温泉で暖まった身体が芯まで冷えてしまうけど・・・。
Posted at 2014/03/02 20:13:20 | |
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