デミオを買って、約10ヶ月使ってみた。そのうち2ヶ月は修理に入っていたから、実質8ヶ月ということになるのだが、満足度を点数で表すと60点というところである。普段「満足している」と書いている割には渋い点数だと言われるだろうが、それは以下の理由による。
デミオは、「重量税の関係で1000キログラム以下」とか「アクセラより安くなくてはならない」という制約がなければ、今よりずっと良くなる。このクラスは、購入者の側からすれば軽自動車と比較されることになる。そして、「安さ」だけ考えれば軽自動車にかなうわけがないのだ。車両価格が同じでも自動車税等の違いがあるので、とにかく安上がりにしようとすれば軽を選ぶ。コンパクトクラスを選ぶのは、軽よりも「余裕のある走り」「走行安定性」「安全性」そして「高い品質」を期待してのことなのだ。ところが、日本仕様のデミオはシャシー、ボディがなんとなく頼りなく、安全性に関して重要なESCはオプションでも装着できない。さらに、品質面で防錆対策が不十分という不安要素を露呈してしまった。これは、軽ではなくて敢えてコンパクトクラスを選択した購入者の期待を裏切るものだ。車両価格がもう30万円、車両重量がもう30キログラム増えてもいいから、「さすが登録車」と思える性能と品質を備えれば、満足度は限りなく100点に近づくと思う。
運転日報(デミ夫)
天候:晴れ 時々 くもり
積算走行距離:14342キロ
走行条件:市街地
乗員:1~4名

Posted at 2008/12/14 01:18:44 | |
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