
BMW320ツーリングに試乗してきた。320にするなら当然6MTだが試乗車があるはずもないので6ATのツーリングに乗ってきた。
乗り味についてはいつものBMWなので割愛するが、ブレーキのフィールだけは気になった。低速で止まろうとするときにブレーキの制動初期の食いつきが強くカックンと止まる。「とうとうBMWまで・・・」ととても残念に思う。やたら軽くてそーっと踏まないとつんのめってしまうブレーキなんて、どこが良いのだろうか。それから、好みの部分だと思うが、シートの座り心地はトゥインゴのほうが良かった。包みこまれるようなホールド感があまりなくて、体格の割にシートが立派すぎるようだった。
320のエンジンはターボつきではなく、「バルブトロニック」でもないが、低速域から太いトルクでアクセル操作に軽々とついてくる。アクセルの反応も最近は敏感にしつけられているから、気をつけないとスピード違反で免停になりそうだ。車体重量と排気量を考えるとかなりよく走る車である。
最近はBMWも変わったもので、まるで国産車のような敏感なアクセルや軽すぎるブレーキを採用するようになったらしい。試乗からの帰り、トゥインゴのステアリングを握りながら「なんかBMWらしくなくなって、運転する楽しみという点だけ考えればトゥインゴのほうがはるかに上」と結論づけた。6MT仕様はかなり違うのかもしれないが、操作が軽くてどんどんスピードが出ることが「駆け抜ける喜び」につながるとは到底思えないのだ。
運転日報(スプラッシュ)
天候:晴れ
積算走行距離:4972キロ
走行条件:市街地
乗員1名

Posted at 2011/02/27 23:59:59 | |
トラックバック(0) |
クルマ談義 | クルマ