2014年09月23日
先週ベトナムに出張していたのだが、その際ハノイとハイフォンを結ぶ国道5号線を走る機会があった。元トラックドライバーの私は興味津々で国道を行くトラックを見ていた。出張なので写真はないが、ベトナムのトラック事情について記しておこうと思う。
まず、走っている車種であるが、これが実に雑多である。アメリカ製のボンネット型のトラクタ(トレーラーヘッド)や欧州メーカーのキャブオーバ型のトラクタ、中国製(?)韓国製の大型トラック、いすゞや日野の姿も見える。中には時代がかったデザインのロシア製(ソ連製?)のトラックも走っている。小型のトラックはヒュンダイが多い。日本のエルフと同様ヒュンダイは車列を縫うように爆走しているのをよく見かける。
それらのトラックはとにかく遅い。幹線国道なのに30~40キロしか出さない。これはベトナムの運転スタイルである。片側3車線の国道でも、Uターンの車や左折車、路地から出てくるバイク、馬車、天秤棒かついだおばさんなどがめちゃくちゃに横切っている。ちょっとでもスピードを出せば、これらの横断者に突っ込んでしまう。ベトナムでは「優先交通」という発想はない。幹線を横切るときも、とにかく突っ込んでいってお互いに減速しながらなんとなく通過する。減速が苦手なトラックは速度を上げないことで衝突を避けることができるのだ。
馬や牛が闊歩し道端に露店が並ぶ国道5号線沿いにイオンモールができるらしい。そのギャップもすごいし、オープンしたら大渋滞で国道5号線がマヒするのではないかと今から心配している。国道5号線は私の通勤ルートなのだ。
Posted at 2014/09/23 22:55:32 | |
トラックバック(0) |
ベトナム | クルマ