2017年10月24日
以前は二輪というのは十代のうち、せいぜい学生のうちだけの乗り物で、いつか「卒業」して四輪に移行するもの、というイメージがあった。カミナリ族や暴走族の印象もあり、二輪は悪ガキの乗り物みたいな扱いだった面がある。
それがいつの間にか、中年になっても二輪も四輪も両方乗っている人が増えてきて、今や排気量の大きいバイクは「大人の道楽」みたいなイメージに変わった。いや、中年が増えているんじゃなくて、若い人が乗らなくなったので目立つだけかも知れない。高校での「3ナイ運動」の影響か、バイクに乗らずに普通免許のみ取得する人が増えて、原付バイクの不人気もあってバイクに全然接しないまま大人になる人が増えてきたせいもあるだろう。
そんなことを言っている私もズバリ「中年ライダー」に該当するわけで、最近乗りだしたことからすると「中高年リターンライダー」というジャンルにあてはまる。そして思うのは、四輪もいいけど、二輪は本当に面白いということだ。二輪はバランスをとらないと転んでしまうので、運動神経やバランス感覚が要求される。中年になるとそういったセンスは衰えがちだ。バイクに乗るなどして刺激してやらないと、どんどん鈍っていくような気がする。それに、大きなバイクをスマートに取りまわしたり長距離運転で疲れないようにするためにはある程度の筋力が必要で、「かっこよく乗りたい」というモチベーションが筋トレを継続させる力になる(個人の印象です)。四輪だと身体能力はほとんど要求されないから、体を鍛える必要もない。
もちろん、多人数で出かけるときや荷物を運ぶとき等四輪には四輪の魅力があるので、シチュエーションにより使い分けることになるのだが、二輪と四輪、どっちも乗れるというのはモータリングの楽しみを大きく広げてくれると思う。十代に二輪に接していたこと、四十代で大型二輪免許を取ったこと、どちらもとてもよかったと感じている。日本、ベトナム双方で「バイク友達」もできたし・・・。
Posted at 2017/10/24 00:50:57 | |
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