
今日の帰宅時、チュンズオン橋のたもとの交差点が大混雑していた。ベトナムでは、交差点を先頭に道路が渋滞し始めると、横方向に車列が広がる。片側一車線の道路が渋滞すると、一方通行の三車線のような状態になるのだ。そうすると対向車も進めなくなり、対向車も道幅いっぱいに広がってくる。そうして、交差点に入る車も出る車も身動きがとれなくなって完全麻痺状態になる。四輪車が動けなくなった後は、バイクが四輪車の隙間を縦横に走り回り、ますます四輪車が動けない状態になる。
こんなカオスに出くわしたときは、自分も渋滞の車列の間のバイクの流れの一部になるしかない。そうしないと当分の間動けないからだ。横を流れるバイクの間に自分のバイクを強引にねじ込み、動こうとする四輪車を制し、ひたすら進む。そのうち、その混乱が嘘のように空いたところに出る。交差点が閉塞した結果、その下流の道路は空いているのだ。
ハノイでバイクに乗るメリットはこういうことだ。四輪車だと交差点の大混乱でまったく動けない状態になることがあるが、バイクならなんとかすり抜けてくることができる。だから、到着時間が読めるのだ。今日もこの大混乱にもかかわらずいつもより10分だけ遅く帰宅した。今の交通の状態では、自分で四輪車を運転しようとは思わない。わけのわからないカオスにつかまるのは御免である。
Posted at 2017/11/20 22:40:02 | |
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