
駐輪場で見かけたミンスク。2ストローク単気筒、クラッチ付きというシンプルな構造と、ある程度悪路も走れるデザインで、古いモデルだが未だに根強いファンがいる。新車では手に入らないので、中古車が外国人を中心に流通し続けている。ベトナム人でこのバイクを選ぶのは、けっこう好き者かもしれない。
ハノイでVERSYS300に乗っていると、声をかけてくるのはほとんど西洋人である。ベトナム人はあまりこの手のバイクに関心がないらしい。おそらく、以前の日本のように「排気量が大きいほどエライ」「排気量が大きいと言えばハーレー」というような意識があるのだろう。道具として使えるツアラーのようなモデルは、ステイタスシンボルとしては中途半端な存在なのだろう。今まで同じバイクに乗っている人を見かけたことがないのも、人気のなさ(?)故なのだと思う。
確かに車体の割にエンジン出力が小さいので遅いバイクだけど、これぐらいが一番扱いやすいと思う。どこでも行けて、給油の心配をせずに済み、タンデムも楽で、荷物も積める。タイヤが減らないし、他の大排気量のバイクと競ろうという気も起きない。ゆったりマイペースで走るのにちょうどいい。他に乗っている人を見ないのも、天邪鬼な私としては、ちょっとうれしい。
そんなわけでけっこう気に入っているVERSYSなのだが、最近ほとんど乗っていない。市内の用事に乗っていくだけで月に100キロも走らないのだ。忙しい中でもツーリングの時間を作らなければ、どんどん心がすり減っていくような気がする。そろそろどこかに出かけようか・・・。
Posted at 2019/06/02 03:08:58 | |
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