素浪人☆のブログ一覧

　もうすぐベトナム版限定解除、A2免許が手許に届くはず。3年前の来越時から「A2免許を取って大きなバイクでツーリングするのが目標」だったので、その目標達成が目前になってきた。ここで、今の私のバイク、WINNER１５０からの買い替えを考えるのだが、これがけっこう悩ましい。悩むのは、次のような事情があるからだ。

　まず、バイクの置き場所が厳しい。今は家の玄関の前のバイク置き場に妻のFUTURE１２５と私のWINNER１５０を並べて置いている。今でも幅方向にはいっぱいいっぱいで、バイクを出し入れするときにバイクの車体に衣服が触れて汚れたりミラーが引っかかって向きが変わってしまうので困っている。もしもっと大きなバイクを置いたら２台は置けなくなるかもしれない。

　次に、バイクの用途の関係で、ツーリングに適するような大型のバイクは通勤や買い物などの日常使用時にすり抜けをするのが難しくなるということだ。通勤には今のバイクをそのまま使い、増車するのなら問題ないのだが、バイク置き場は２台分しかない。３台置きたければ、引っ越ししなければならない。

　また、私は「バイクの排気量は大きければ大きいほどいい」というような考え方なのだが、ベトナムで使うにはそうとは言い切れない。私はいつも混雑した通りを縫うようにして走っているのだが、大きく重いバイクでそれをやるのは大変そうだ。かといって、ベトナムではバイクに車線の占有権は認められていないようなので、自動車と一緒に走るのも難しそうである。小さく軽いバイクでないと、これまでと同じ時間で通勤できなくなるかもしれない。

　買い替えないでWINNER１５０をそのまま使うとすると、「スポーティなカブ」というキャラクターからして、走行安定性や乗り心地、エンジンパワーなどの点で不満が残る。いつもの通勤でもバイパス道路を走るにはパワー不足（エンジンが小さすぎ）を感じるし、９０キロ前後の速度で常用するのにABSが無いのも不満だ。今のバイクはアンダーボーンフレームの「カブタイプ」の中ではベストなのだが、本格的なスポーツバイクにはまったく敵わない。

　Hondaディーラーではスポーツバイクの扱いがなく、買うとすればYAMAHAかKAWASAKIになる。今考えているのは・・・・

Versys-650　ABS



長距離を行くにはベストだが、毎日の通勤などに使うには大きすぎる？

Versys-X300 ABS



これなら少しは軽快に走れるかもしれないが、それでもすり抜けするには大きい

MT03



手頃な感じ。だけど面白みに欠ける

さて、どうするか・・・。

　ハノイでも秋が深まり、朝晩の気温が１５度を下回るようになってきた。いよいよ鍋の季節である。今日はバーベキュー＋鍋というベトナムの定番メニューで鍋パーティーである。会社の近くに新しくオープンした店で、サービスもよくおいしかった。女性スタッフ７人と私の計８人でお腹いっぱい食べて１万円と値段もリーズナブルだ。

　ベトナム人の食生活を見ていると、たんぱく質が不足していると思う。肉や魚の量が少ないうえに、大豆を食べる習慣がないようなのだ。血管などを強くするために、たんぱく質は十分に摂る必要がある。ときどき、バーベキューなど肉をたくさん食べる食事をしたほうがいいと思う。

　今週もあと一日。やたら疲れるミニバン通勤もあと一日で終わる。来週からはバイク通勤復帰である。

アンダーボーンフレームに普通の６速ミッションを組み込み、スポーティなカブとしている。軽量、パワフル、高性能、しかも安価（２５万円）なお買い得モデル。日本でも売れば首都高を走れるカブということでウケるのではないか。

　今日からしばらくの間社用車に空きができたので自分専用に1台回してもらってミニバン通勤に戻った。そのミニバンの運転手は最近配属されたばかりなのだが、はっきり言って下手くそである。道をよく知らないし、ギアの選択は間違うし、クラッチ操作やブレーキ操作も荒く不正確で、日本だったら間違いなくプロドライバー失格である。ヒールアンドトゥとかややこしいことは言わないが、せめて変速時にエンジン回転くらい合わせようよ、と思う。

　そういうプロドライバー失格レベルの運転に１時間も余分に揺られなければならないミニバン通勤は、やっぱり疲れる。自分でバイクを運転したほうが、はるかに楽である。使っても使わなくてもレンタカー料金は同じなので、空いている間はミニバン通勤になるのだが、バイク通勤のほうがいい・・・。

　バイクに乗るとき、荷物をどのように積載するかはけっこう悩ましい問題である。通勤や買い物のときでも雨具、工具、ラゲッジネットのような小物類をいつも積んでいるし、目的地でバイクを駐車するときに、ヘルメットやジャケットなどのバイク装備を預けておきたいという事情もある。シートやベトキャリに積んでおくと砂埃にまみれたり雨に濡れたりするので、できればシート下トランクかリアボックスのような密閉できるところに荷物を積みたい。スクーターにすればシート下トランクが大きいが、走行性能の面でスクーターは避けたい。だから、普通のスポーツバイクやカブのようなバイクでどのように荷物を積むか、いつも考えているのである。

　うちのバイクのうち、FUTUREにはシート下にメットイントランクがある。雨具や工具類はいつもそこに入れてあって、リアボックスは普段外してある。買い物などの大物はベトキャリに積むかリアシートにネットで縛って載せる。タンデムで長距離に出かけるときはボックスを付けてそこに衣類などの荷物を入れる。それでまあまあうまくいっている。それでもまだ荷物があれば後席の人がバックパックを背負うこともでき、特に不満は感じない。



　ところが、WINNERにはシート下トランクがない。だから、雨具や工具のような荷物をいつもバックパックに入れるか、リアボックスを付けてその中に入れておかなければならない。バックパックをベトキャリに積もうとしても、ベトキャリの上の空間が狭く、ハンドル操作の妨げになるので小さなものしか積むことができない。リアシートに積んだら給油の際にシートを上げるのに邪魔になる。それではということでリアボックスに入れると今度は別の問題が起こる。他の積載場所が使えないのでリアトランクに入れる荷物の重量はどうしても嵩みがちなのだが、リアボックスの制限重量はたったの３kgしかないのだ。３ｋｇを超える荷物を入れると、車体がバウンドしたときにボックスの固定機構が耐え切れず、ボックスがベースから外れてグラグラになってしまう。プラスチックの成形品なのであまり重量に耐えられないのは当然なのだが、構造を強化したとしても、完全に後車軸より後ろ側のオーバーハングに大きな重量を積むとチョロＱ状態になりかねないので、あまり重いものは載せられない。



　結局、大きなバックパックを背負って乗るようなスタイルになるのだが、これではタンデムできないし、バイク置き場で乗り降りするときに隣のバイクにバックパックが引っかかったりとスマートに動けない。バイクを降りて歩くときに雨具やパンク修理材などをごちゃごちゃと詰め込んだ大きく重いバックパックを背負っているのも大変である。バイク乗りは荷物を減らす努力に集中すべし、ということかもしれない。