
本日はポルシェ 911(996)911GT3にご来社いただきました! お持込くださいましたお客さま、誠にありがとうございます。
ポルシェ 911は(5代目)モデル(996)、なかでも1999年から発売の
GT3になります。
ポルシェ 911(996)GT3は、標準グレードのポルシェ 911(996)同様、専用タイプとして販売をつづけてきたのですが、ノーマルの911(996)からリアウィング分をサイズアップさせたアバウトな型であること、また911(996)を採寸した時期自体がかなり以前であることから、現在の技術で改めて採寸ができればと望んでいました。
911(996)GT3はポルシェの中でも特にカバーの注文を多く頂戴する人気車種です。
この度、仲林工業カバーユーザーのお客さまからお声掛けいただき、改良の機会を頂戴致しました(誠にありがとうございます)。
ちなみに仲林工業では、フルモデルチェンジした国産の新型車(トラック・バス・バイク・福祉車両等以外)や、
メルセデス・ベンツ / AMG / BMW / BMWアルピナ / アウディ / フォルクスワーゲン / ポルシェ / ジャガー / MINI / ローバー / フェラーリ / アルファロメオ / ルノー / プジョー / ボルボ / シボレー / フォード / クライスラー
上記海外メーカーのフルモデルチェンジした新型車を常に求めております。
まだ仲林工業に型が無い場合、採寸にご協力いただけましたら、第1号ボディカバーを無料でプレゼントさせていただくキャンペーンを実施中です(詳しくは
コチラ)。
従来の型には触れず採寸から開始したのですが、測っているうちに(997)GT3の形状と近しいことに気づきました。
ポルシェ (997)GT3の型は、少し前に採寸していましたので(その時の製作日誌は
コチラ)、その時のサンプルカバーを試着してみたところ、ぴったり。
(997)GT3的にはやや丈が短めだったのですが、(996)GT3にはちょうどいいサイズで収まりました。
装着シルエットを掲載します。
うしろマチ「なし」になっています。
マチとは?
横生地と天井を走る生地の間、コーナー四隅に入っている細長い三角の生地のことです(車種形状により、四隅に入っていないものもありますが、だいたい、四隅にこのマチがあります)。
もっとわかりやすく知りたい方は、
コチラの記事をご覧ください。
ページ後半から、灰色の生地にて縫いつけてある部分(パーツ)のことを「マチ」と呼びます。
出来るなら、このマチは無い方がボディカバーとしては良いです。
ミシンの縫い目が減ることで、その分、老朽化が遅れるからです(縫い目があると、糸が解けたり、切れたりして、どうしても老朽化の原因になってしまいます)。
また、雨水などの浸透も少なくなります。
ただ、お車の形状により、マチを無くすことでフィッティングが崩れる場合もあります。
フィッティングが劣ってしまってもいけないので、その場合はどちらがベストかよく検討したうえ、マチを入れたりしています。
リアウィングのこの部分。
サイドの縫い目ラインを凹ませることで雨水や埃等がこぼれ、ルーフ後方とリアウィングの間に溜まりにくいよう設計しています。
お客さま、毎度ご愛顧いただき誠にありがとうございます。留め具の位置の確認等まだ作業は残っていますが、ほぼ完了の状態です。
明日、改めてお待ちしておりますので、どうぞ引き続きよろしくお願い致します!
ご注文はサイトからお受けしております。
ボディカバー・車体カバーの老舗 仲林工業
https://www.nh-cover.jp/
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改良報告 | 日記
Posted at
2016/08/30 19:29:31