
本日はポルシェ911(993)カレラRSにご来社いただきました! お持込みくださいましたお客さま、誠にありがとうございます。
1993-1998年にかけて発売されました(4代目)のポルシェ911は
993型、なかでもグレード:カレラRSになります。
昨日から引き続きポルシェになりました。
ポルシェ911(993)カレラRSも、発売当初に採寸を行い、専用タイプとして販売をつづけてまいりましたが、いまなおカバーの注文を頂戴する車種ですので、現在の採寸技術での型の取り直しを希望していました(機会をくださいましたお客さま、誠にありがとうございます)。
ちなみに仲林工業では、フルモデルチェンジした国産の新型車(トラック・バス・バイク・福祉車両等以外)や、
メルセデス・ベンツ / AMG / BMW / BMWアルピナ / アウディ / フォルクスワーゲン / ポルシェ / ジャガー / MINI / ローバー / フェラーリ / アルファロメオ / ルノー / プジョー / ボルボ / シボレー / フォード / クライスラー
上記海外メーカーのフルモデルチェンジした新型車を常に求めております。
まだ仲林工業に型が無い場合、採寸にご協力いただけましたら、第1号ボディカバーを無料でプレゼントさせていただくキャンペーンを実施中です(詳しくは
コチラ)。
従来の型には触れず、採寸から開始です。
第1回サンプルカバーで全体的にフィット。リア部分のゆとりを削った第2回サンプルカバーで完成です。
装着シルエットを掲載します。
うしろマチ「なし」の型になっています。
マチとは?
横生地と天井を走る生地の間、コーナー四隅に入っている細長い三角の生地のことです(車種形状により、四隅に入っていないものもありますが、だいたい、四隅にこのマチがあります)。
もっとわかりやすく知りたい方は、
コチラの記事をご覧ください。
ページ後半から、灰色の生地にて縫いつけてある部分(パーツ)のことを「マチ」と呼びます。
出来るなら、このマチは無い方がボディカバーとしては良いです。
ミシンの縫い目が減ることで、その分、老朽化が遅れるからです(縫い目があると、糸が解けたり、切れたりして、どうしても老朽化の原因になってしまいます)。
また、雨水などの浸透も少なくなります。
ただ、お車の形状により、マチを無くすことでフィッティングが崩れる場合もあります。
フィッティングが劣ってしまってもいけないので、その場合はどちらがベストかよく検討したうえ、マチを入れたりしています。
注目していただきたいのがリアウィングのこの部分。
サイドの縫い目ラインを凹ませることで、ルーフ後方とリアウィングの間に 雨水等がこぼれて溜まりにくいよう設計しています。
また、凹んでからリアウィングの角に向かって昇るサイドのライン、少し生地が余っているのが確認いただけますでしょうか。こちら、削ることも可能なのですが、削りすぎるとリアウィングの角への負荷が一気に強まってしまい、耐久性に疑問が出てきてしまいます。
これもTT-9000(裏起毛)生地でしたら、馴染んでいくため、現段階の写真ほどの余りは減っていきます。
今回の改良ポイントとしてはもっとも大きい部分です。
お客さま、この度は実写お持込みくださり誠にありがとうございました! TT-9000(裏起毛)生地による第1号ボディカバー、発送の際には改めてご連絡させていただきますので、どうぞ引き続きよろしくお願い致します。
ご注文はサイトからお受けしております。
ボディカバー・車体カバーの老舗 仲林工業
https://www.nh-cover.jp/
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改良報告 | 日記
Posted at
2017/10/18 17:39:59