
先週から今週にかけてマツダ オートザムAZ-1にご来社いただきましたので、その時のようすをレポート致します。お持込みくださいましたお客さま、誠にありがとうございます。
1992年10月-1995年9月にかけて発売されましたマツダ オートザムAZ-1、なかでも特別仕様車の
マツダスピードバージョンになります。
マツダ オートザムAZ-1は、発売当初から専用タイプとして販売をつづけてまいりました。
標準グレードのAZ-1は、実車からの採寸により当時のフィット感としては合格なものの、マツダスピードバージョンは外観形状がおおきく異なりますため、積極的な販売を行っていませんでした。フィット感が多少崩れることを了解くださったお客さまへは、そこからフロントスポイラー、またリアスポイラーをアバウトにサイズアップした形でお作りさせていただいており、リピート注文も頂戴していたのですが、今回、ご注文お客さまから、改めての採寸を希望され、実車をお持込みいただくこととなりました(改良の機会をくださいましたお客さま、誠にありがとうございます)。
仲林工業では、フルモデルチェンジした国産の新型車(トラック・バス・バイク・福祉車両等以外)や、
メルセデス・ベンツ / AMG / BMW / BMWアルピナ / アウディ / フォルクスワーゲン / ポルシェ / ジャガー / MINI / ローバー / フェラーリ / アルファロメオ / ルノー / プジョー / ボルボ / シボレー / フォード / クライスラー
上記海外メーカーのフルモデルチェンジした新型車を常に求めております。
まだ仲林工業に型が無い場合、採寸にご協力いただけましたら、第1号ボディカバーを無料でプレゼントさせていただくキャンペーンを実施中です(詳しくは
コチラ)。
従来の型には触れず、採寸から開始です。第1回サンプルカバーで全体的にフィット。
リアスポイラー部分を重点的に詰めた第2回サンプルカバーで完成です。
装着シルエットを掲載します。
うしろマチ「あり」の型になりました。
マチとは?
車の横面に対する生地と天井を走る生地の間、コーナー四隅に入っている細長い三角の生地のことです(車種形状により、四隅に入っていないものもありますが、だいたい、四隅にこのマチがあります)。
もっとわかりやすく知りたい方は、
コチラの記事をご覧ください。
ページ後半から、灰色の生地にて縫いつけてある部分(パーツ)のことを「マチ」と呼びます。
出来るなら、このマチは無い方がボディカバーとしては良いです。
ミシンの縫い目が減ることで、その分、老朽化が遅れるからです(縫い目があると、糸が解けたり、切れたりして、どうしても老朽化の原因になってしまいます)。
また、雨水などの浸透も少なくなります。
ただ、お車の形状により、マチを無くすことでフィッティングが崩れる場合もあります。
フィッティングが劣ってしまってもいけないので、その場合はどちらがベストかよく検討したうえ、マチを入れたりしています。
うしろマチは「なし」となる車種が多いのですが、今回は、フィット感の崩れによりマチ必須となりました。
また、リアウィングのこの部分。
サイドの縫い目ラインを凹ませることで雨水や埃等がこぼれ、ルーフ後方とリアウィングの間に溜まりにくいよう設計しています。
アンテナは取り外してからのカバー装着をお願い致します(詳しくは
コチラ)。
それでも残った台座により多少張りはしますが、このままの方がベターです。
また、標準グレードのAZ-1に、マツダスピードのリアスポイラーを装着されている場合は、大きめのカバーになりますが全体的なバランスを考慮し、今回採寸した「マツダスピードバージョン」としてのご注文をオススメ致します。
標準グレードから、「リアスポイラー・リアウィング/ルーフスポイラー」だけを「あり」にしたご注文の場合は、全体的にバランスの悪い、フィット感の劣ったカバーとなってしまいます。
お客さま、この度は改良にご協力くださり、誠にありがとうございました。お陰様できっちりとした型を出すことができました。TT-9000(裏起毛)生地による第1号ボディカバー発送の際には、改めてご連絡させていただきます。
どうぞ、引き続きよろしくお願い致します!
ご注文はサイトからお受けしております。
ボディカバー・車体カバーの老舗 仲林工業
https://www.nh-cover.jp/
Posted at 2020/12/11 18:31:45 | |
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