英国、Volvo、FerrariのShooting Brakeを紹介しましたが、
実は日本にもShooting brakeっぽい車がありました。
Honda Accord Aerodeck(1985-89年)
日本で唯一のシューティングブレークだと思います。
3ドアなのにエステート。
屋根も低くスタイリッシュでカッコいい。
リアハッチの開口部もグラスハッチ、開口部も腰上からで上に広く。
そしてこのCAアコードにはクーペバージョンがありました。
Shooting Brakeは3ドアクーペの荷室の広いパーソナルなハッチバック、という定義そのものです。
このエアロデッキをデザインしたデザイナーは、絶対に英国のShooting Brakeを意識していたと思います。
このCM、アメリカで4人乗り、というストーリーです。
80年代、バブル時期のCMは欧米志向が強く、アメリカか欧州が舞台で、白人が出てくるCMが多かったのですが、、
これはシューティングブレークのCMではないですね。
4人乗れる3ドアクーペハッチバックだよ、と言いたかったんでしょうが、シューティングブレークに4人も乗るのは貧乏くさい(><)
Shooting Brakeは1人か2人で乗るものです。
CM製作会社がShooting Brakeというクルマ文化を知らなかったのですね。
英国の曇り空の下で、ダンディーな英国紳士がハンティングや、セントアンドリュースっぽい場所でのゴルフ、スコットランドの湖での釣り、のような場面を演出すればカッコ良かったのに・・
もちろん登場人物は1人、か、多くても美しい妻か女性と2人。
シューティングブレークではないけど、シューティングブレークのデザインにインスパイヤされた車がありました。
初代ターセル/コルサ(1978-82年)。
腰上から開閉するグラスハッチです。
花の中3トリオ、の中で一番人気だった山口百恵さん。
当時小学生だった私は、3人のうちでは桜田ずん子さんが好きでした。
後に青い鳥を探しにどこかに行ってしまわれましたが・・(^^;;
日産EXA(1986‐90年)。CAアコードエアロデッキに次いで、日本車で2番目にShooting Brakeを意識した車だと思います。
3ドアクーペスタイルをエステートにした着せ替え車。
3ドアクーペはこんなスタイル。
3ドアクーペから3ドアハッチバックに。
まさにShooting Brakeのコンセプトです。
ただ、シューティング・ブレイクの贅沢な香りがしないんだよな・・
1980年代後半、日本の自動車産業、自動車文化絶頂期に生まれたアコード・エアロデッキ。
日本の唯一のShooting Brakeだったと思います。
英国の本当の意味での贅沢なShooting Brake的な売り方をすれば、あの時代ならもうちょっと売れたかもと思うと残念です。
つづく・・
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街角の名車たち | 日記
Posted at
2024/03/03 00:05:50