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イイね!
2008年08月25日

不思議な体験・・・続き

不思議な体験・・・続き  昨日の「不思議な体験」の続き。
 この事故では、怪我人は一人も出なかった。120キロ以上で70キロで走っている車に追突したのだから、衝突のエネルギーは相当なものだったはずだ。だが、いくつかの偶然が重なった。
 まず、追突された車が4トン車だったことだ。これが乗用車等の小型車なら、追突により大破していたはずだ。逆に10トン車なら追突したほうのキャビンが大破してしまう。私の車は4トン車で積荷は1トンほど、総重量で約6トンだった。適度に軽くて丈夫な車に追突したのが幸運だった。
 次に、私が車間距離を大きくとっていたために、玉突き衝突にならなかったこと。これがなければ死亡事故になっていたかもしれない。
 また、当時から私はシートのヘッドレストをちゃんと調節して使っていた。衝撃は大きかったがむち打ち症にはならなかった。
 さらに、私のトラックは構造的に他のトラックと異なった部分があった。トラックは梯子状のシャーシの上にアルミのボディ(荷台)を取り付けた構造になっている。ボディを架装する際、ボディの長さまでシャーシを延長して荷重に耐えるように作る(図の赤い部分)。だが、私の車は作業ミスか何かで延長部分が存在しなかった。追突により、荷台はシャーシから外れ前方に30センチほど移動した。結果的にシャーシの欠損している部分が「クラッシャブルゾーン」として機能し、衝撃を緩和したのだ。
 事故により双方のトラックは運行を続けることができなくなった。名神高速の路面に残されたスキッドマークのすさまじさは運転手仲間の間で語り草になった。が、それだけで終わった。人身事故でなかったから、追突した運転手には免停も罰金も来なかったはずだ。その運転手は事故のお詫びに富山の鱒ずしを送ってよこした。今でも富山の鱒ずしを見るたび、この事故のことを思い出す。
 

運転日報(代車デミオ)

天候:雨
積算走行距離:6534キロ
走行条件:郊外一般道
乗員:1名


なかのひと
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Posted at 2008/08/25 21:25:57

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ターボ2018さん

この記事へのコメント

2008年8月25日 23:54
益々もって不思議な話です。

この話ならテレビの「九死に一生スペシャル」に応募すれば採用されますよ。
コメントへの返答
2008年8月26日 0:13
 「再現映像」とかも作りやすそうだし、いいかもしれませんね。
 でも、私はあまり危ない目にあってないほうだと思います。自動車の運転にしても、何度も大クラッシュして生還している人とかいますからね(運がいいのか悪いのかわからない?)。
 「運命のいたずら」というのはいろんなところで起こっているのでしょうね。
2008年8月26日 13:04
偶然が重なり合って・・・って感じでもないですよね。不思議です。

大事にならなくて本当良かったですね。
コメントへの返答
2008年8月26日 18:52
 まるで居眠りしていた運転手を助けるような形で事故が起こったんですね。きっとその運転手の日頃の行いがよかったんでしょう。
 私の乗っていたトラックの修理は大変だったそうです。荷台がずれてキャビンと密着してしまい、キャビンをチルトできなくなるし、荷台丸ごと元の位置に戻さなければならないし。シャーシの延長部分は修理時に新たに作りました。
2008年8月28日 7:05
ご無事で何よりです。
停車するとき、後ろの車、気になりますよね。。。
コメントへの返答
2008年8月28日 19:25
 停車してからミラーを見ても手遅れなこともあるので、いつも後続車の「気配」を読んでおく必要がありますね。居眠り10トンの他にもパンダや白バイ等、要チェックです。

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