
ベトナムの通勤&ツーリングバイク選び、KAWASAKIのNinja 400かVersys X300かで悩んでいる。バイクの性格としては、ツーリング向けにつくられているVersysのほうがいいと思うのだが、二つ気になる点がある。
ひとつは、Versysのヘッドライトが普通のH4のハロゲンであることだ。ベトナムの夜道は本当に暗い。暗いだけでなく、闇の中に歩行者やら無灯火リヤカーやら水牛やらがいてとても危ない。明るさだけをとればハロゲンの55WとLEDはさほど差がないかもしれないが、配光がLEDのほうがはるかに優れている。光がよく広がるし、ハイビームにしてもロービームも点灯したままだから、光の広がり具合も十分だ。H4だとハイビームにすると光が広がらず、横からの飛び出しなどを見つけにくい。Ninjaなら、LEDでハイ・ロービームそれぞれ2灯だから、かなりよい配光を期待できる。
もうひとつは、Versysのタイヤがチューブタイヤであることだ。日本でもこの点はよく話題になるのだが、日本ではパンクそのものがあまりないのでチューブレスのほうがパンク修理が容易だとか、急激に空気が抜けないから安全だということが重要視されない。ところが、ベトナムではパンクは頻繁に経験する。先日もWINNERのタイヤにクギが刺さっていたが、チューブレスタイヤなので空気が抜けず、そのままバイク屋に持って行って修理してもらえた。これがチューブタイヤなら、即下車して押さなければならないところだった。
日常的な使い勝手を重視するか、夜間やパンク時などたまの悪条件を重視するか。たとえば、悪路でも楽、という点でいえば、Versysのようなアドベンチャーモデルは、タイヤがオンロードタイヤだし、サスペンションストロークもそんなに多くないので大して優れているわけではない。Ninjaのようなロードスポーツでもその気になれば酷道も走れる。私はCBR400F3エンデュランスでよく奈良県南部の林道を走っていた。地上高が低いから腹を擦りやすいことに注意すれば、問題なく走れた。大きく違うのは、荷物の積載性とタンデムライダーの快適性だろうか。Ninjaは荷物を積むか、人を乗せるかは二者択一だし、人だけ乗せてもあのシートには30分と乗っていたくないだろう。Ninjaではタンデムはしないということになりそうだ。しかし、うちのバイクはファミリーカーでもあるので、タンデムできるのがFUTURE125だけになってしまうのも不便そうだ。
そんなこんなで悩むうち、だんだん面倒くさくなってきた。もう今のまま、WINNERに乗ってればいいか、という気もしてきた。二日に1回給油は不便だが、一応100キロで通勤できるし・・・。
Posted at 2017/12/16 01:29:50 | |
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