クルマが趣味というモノの習性で、買いもしなくとも「カタログ」はちゃ~んと集めている。。。という人は多いだろう。
何を隠そう徳小寺 無恒も、小学生の頃からチャリンコに乗ってクルマの販売店へと足しげく通っていた。
そこで厚手のカタログをもらえると、その営業所や営業マンが神様のように思え、薄手のカタログしかもらえなかった暁には、その営業マンは愚か営業所だって
「ケチ」 の烙印を押してしまっていた。。。
そういえば、昔の国産車のカタログって今よりずっと面白かった様に思う。。。
最近ではBMWのカタログが面白くて、新しいモデルが出るとツイツイ請求してしまうから困ったモンだ。
例えばだ、最近もらった「3シリーズ」のカタログなんかもなかなか面白かった。
やはりエンヂンのBMW!カタログのエンヂンの写真だって国産車に多い、上からヘッドカヴァーしか写っていないモンとは違ってエンヂンの全てがバ~ン!!と載っている。
その写真を見ながら、ああぁここのリブはどんな強度を醸し出すのだろう?コノパイピングは・・などと想像が無限大に広がって行く。。。さらにだ、この写真に付けられている説明の文章が感能的だ!
国産車のカタログではご法度となった「最高速」が謳われ、その文章はあたかもカタログを読む者がドライヴィングしているかのような錯覚も起こさせてしまう魔力がある。
これが伝家の宝刀「ストレート6」になるとさらに口上が滑らかになり
「アクセルを踏み込むと、エンジンは滑らかに、かつパワフルに
回転 (ここであえて「回転」というのが美しい。。)タコメーターの針は、一瞬にして7,000rpmへと跳ね上げる。。
もうこんな事を書かれたら、読む者をますますBMWの世界に引き込んでしまうではないか。
そしてトドメはやっぱりエクステリアなどの小物パーツにも及び、そうそう「イカリング」で一世を風靡した「エンゼルアイ」(スモールランプリング)もバババ~ンと映し出され、思わず見とれてしまう。。
この「エンジェルアイ」の画像なんて、小学生の理科の実験で使った、電気コンロのニクロム線をほのかに思い出させ、郷愁の世界にも引き連れてくれる。
決して「東急ハンズ」などでアクリル棒を買って来て、台所のコンロで熱してお茶の缶で丸めて、
自作している姿を
想像してはならない!!
期せずして同じ時期にレクサスのLS600のカタログももらって来たが、どうもBMWのカタログを見た後では、感動を呼び起こさなかったのは事実だ。
そうしているとフト僕の頭の中で思いついた事があった。。それは・・国産車のカタログが詰まんなくなったからクルマも売れなくなったのでは??という仮定だ。
少々乱暴かもしれないが、もしかしたら・・そう思った徳小寺 無恒であった。
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Posted at 2007/07/29 17:27:58 | |
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