よいよ車検からクルマが帰ってくる事になった。
暑さのせいかもしれないが、車検の費用について思い巡らすと目眩がするのは気のせいだろうか・・・
まぁ今回は悪いところを徹底的に潰すんだから・・・という事で一生懸命に自分に言い聞かせている徳小寺 無恒であった。。。
画像は輸出仕様のセルボことALTOである。
さてさて、車検に出ている最中の代車として、懐かしいクルマだ。
「セルボ・モード」が我が家にやって来た。
初期型の四気筒エンヂンは乗った事があるんだが、途中から追加されたSOHC三気筒のエンヂンには触れた事がなかったので正直興味津々で一週間を過ごした。
まずエンヂンの印象だが、とにかく初期型の4気筒DOHCは、回らないスズキらしからぬモッサリしたフィーリングで、確か燃費も余り良くなかった記憶がある。
それが今回借りたF6Aの三気筒モデルはSOHCながら、スズキらしいイキの良いレスポンスを示してくれて結構楽しめる事ができた。
ATは踏みつけると5000min-1前後まで回り、ちょいとでかいショックを伴ってシフトアップする。4気筒程ではないが3500min-1以下はトルクが細く速度に乗るまでが長いが、それ以上はまったくストレス無しに吹き上がって気持ちの良い加速を堪能できる。
外観はグリーンハウスとショルダーから下のボリューム感のバランスが良くファニーな感じがして今見ても古さを感じさせない。
一方内装は一昔前の軽自動車そのものなんだが、妙に背伸びした感じが無く、逆に操作系ひとつひとつが大きくて使い易かった。
メーターは
コレと言って特徴の無いモンだが、フォントが太く速読性に優れているのだが、面白味が無く、指針のデザインもボッテリとした感じで、質感と言う点ではもう一息の感が拭えなかった。
夜間の照明は、グリーンとオレンヂの配色が上手くなかなかの演出がされているのだが、基本的にアクリルによる導光式で光源が弱い為か、十分に光が拡散、導光されていない場所があり、もう一息光源を増やせばかなり印象が変わるのに・・・と感じた次第であった。。
まずまず元気なエンヂンであったが、残念なことにドライブトレインが、完全に不等長で、久々に強烈なトルクステアで驚いてしまった。
普通車のレヴェルでは、どうしても横置きエンヂンの場合ドライブシャフトの左右の長さに差が出てしまうのを、長いほうのシャフトを二分割にして理論上の等長にしたり、長い方のドライブシャフトを中空にしてトルクステアを回避するようにしているが、このセルボは素のままだからステアリング操作をしながらトルク変動があると、それがスティアリングの保持力の変化として表れ、スムーズさにかけてしまい勝ちになってしまうのだ。
内装の質感のツメやトルクステアが明確なドライヴトレインなど、ネガな点が多々散見されるが、コンパクトなボディとイキの良いエンヂンで、久々に楽しいドライヴが堪能できた事も確かだ。
クセがあり過ぎるクルマはどうかと思うが、少々のクセがあり、こうしたコンパクトなクルマというのが皆無な現代、懐古趣味と言われかねないが、現代にも一台くらいは望みたいと思うのは僕だけだろうか。。。
そんなセルボ・モード君と一週間を過ごし、返却するに当たって、洗車し、ついでに簡単だがWAXを掛けてしまった。
普通車だと半日仕事の掃除も、さすが軽自動車、一時間チョットで作業できてしまうのでラクラクであった。。
さて一週間ぶりの愛車との再会、費用は大いに気になるが、フィーリングなどどう変わったか、これから代車のセルボ・モードと最後のドライヴをして引き取りに行きたいと思う。。。
Posted at 2008/07/27 14:31:12 | |
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