今年の六月に改正となった 「平成23年度税制改正」 で悲しいお知らせがあったのだが、実はまだまだ多くの国民が知らないという恐ろしい現実がある事をご存じだろうか?
八月頃、たくさんの税に関する WEB などで盛んに話題になっていたのだが、これまた不思議で、多くの国民が不利になる情報というのが、余り公にならないというのは、どういった事なのか?
さてさて、その内容とは、
ズバリ! 自動車通勤者への実質的な増税 である。
これだけクルマの話題が飛び交う 「みんカラ」 でさえ、この話題が出ないと言う事は、よほど国の情報管理が上手?なのかもしれない。。
ごくごく簡単に言えば、マイカー通勤者には、通勤距離に応じて非課税の金額が設けられてるのだが、これまでは(12月31日まで)、
非課税金額は、それぞれの金額よりも、公共交通機関を利用した場合の運賃相当額が高ければ、10万円を上限にその運賃相当額が非課税金額となっていたのが
「廃止」 となるのだ。
たとえば
片道12 Km をクルマで通っていて、会社から毎月 7,000 円 の 「通勤手当」をもらっている場合は、本来
片道10km以上 15m未満 … 6,500円
までが非課税なので、「500円」分の課税対象になるのだが、
今までは 同じルートを、最短で効率良く電車等で移動した場合、¥8,000 掛かるんだという場合には、非課税額を 「8,000円」 にしましょう・・・という
特例 があり、通勤手当は「7,000円」なので、めでたく「8,000円」 という特例に引っかかり非課税だったのが、来年の元旦からは、
特例が廃止
になるので、500円分課税される・・・・という事になるのだ。
通勤手当に、課税なんて今までは思ってもいなかった事実が、来年早々から 「正夢」 になるのだが、皆さんは知っていただろうか?
子ども手当を出します!、高校まで無料!なんて、どこかの方々がおっしゃっていましたが、現実は、そんなに甘くない!という事で、雰囲気で、その方々に期待した皆さんには、まったくもって 残念だった としか言いようがないのが事実なのだ。
このままで行くと、環境負荷税という事で、国民一人当たりの呼吸による CO2 にも課税されるかもしれないので、もっと、ニュースにはご注意を・・と僕は言いたい。。。
しかし、自動車通勤者の方々には、本当に辛い2012年のスタートになりそうで、本当に辛いと思う今日この頃なのだ。
Posted at 2011/11/30 01:29:27 | |
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