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徳小寺 無恒のブログ一覧

2012年10月21日 イイね!

連波 オーストラリアのパルサーSSSとは。 

連波 オーストラリアのパルサーSSSとは。 






 折角なので、豪州でのパルサー 「SSS」 の様子を見て観よう。

豪州では510以来 「SSS」 というグレードが、日産のMクラス・スポーツモデルに使われていた。

710ヴァイオレットは、日本でも 「SSS」 が使われており、違和感が無いが、その次のモデルである PA10 でも 「SSS」 が使われていた。

 意外な事実なんだが、日産はPA10 でのラリーの活躍を利用して、豪州以外でも PA10 に 「SSS」 を使っていた事は、意外に知られていない事実だ。

 
仏蘭西でのPA10のカタログ。こちらではヴァイオレットで「SSS」が存在していた。

 さてさて、PA10 以降、豪州に於いて 「SSS」 を付けるに相応しいモデルとして、若々しくスポーティなモデルとして 「PALSER」 を選んだ。その最初が N13 系 で、


PULSER VECTOR SSS として売り出されていた

 日本では、そうスポーティなイメージはなかったが、手ごろなサイズでスポーティと言う事で、これもそこそこ売れたモデルであった。事実、豪州のサイトを今でも巡ってみると、N13を結構イジッたモデルを見ることが出来るのだ。


マフラーを替えたり、幅広扁平タイアを履かせたり・・・古今東西、クルマ弄りはどこも同じだ。

 そして本格的に豪州での 「PULSER SSS」 のイメージを確固としたのが、「GTI-R」 というモデルが存在し、実際にも WRC に ワークス で参戦していた N14 だ。



この頃の日産車の美点である剛性感の高さと、ユーティリティの高さも人気に拍車をかけた。

 この N14 に於いて、完全に 「SSS」 は、日本での 「SSS」 とは違った、彼らの彼らの為のイメージリーダーとして大いに存在感を高めた。

 N14 PULSER も、豪州で未だに人気が高く、結構決まったクルマを見ることが出来る。

迫力 !豪州のパルサー(N14)にセンスを見た
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/127248/

そして、次世代の N15 にも、もはや形だけになってしまったが 「SSS」 は引き継がれ、


N15では、もはや日本と同じように 「SSS」 はイメージだけのモデルになってしまった。

 N15 の後は、2008年に セダン G10(シルフィ) と ハッチバック N16アルメーラ を豪州では、パルサーとして売り 「SSS」 は途絶えてしまった。


日本人には、どうみても「シルフィ」(笑)

 さらに、2005年末か2006年初頭だったと思うが ティーダ がリリースされて、豪州での PULSER の脈略も尽きてしまったという次第だ。

 そして、スポーティモデルが大好きで、MT必須の豪州のユーザーの声に押される形で、今回、PLUSER それも 「SSS」 が復活するというのだから、実に日本とは違った風土やクルマへの考え方を見ることが出来て非常に興味深いモノだ。

 
 先日のブログでも書いたが、の日産は、数が出て儲けが出るのなら、一端否定したブランドやグレードだって、ゾンビの様に蘇るという姿勢が、パルサーSSSの豪州の復活で明確になたと思う。

 裏を返せば、ミニヴァンやAT、CVT しか売れない、今の日本の市場を顧みれば、Mクラスセダン、MT、ブルーバード の復活なんて、更々、今の日産 にはあり得ないという、かつてからの日産ファンにとっては悲しい現実を突き付けられた・・という事でもあるだろう。

 歴史観を大事にします、オールドファンも大事にします・・というポーズをとっている日産だが、儲けの無い数の出ない仕事は 

御免被る

という姿勢は、本当に腹立たしいモノだ。


 せめて、豪州のパルサーはライトスティアリングなんで、エミッションの問題は有ろうが、おこぼれで数が出なくとも、日本の市場に打って(売って)くれたら、少しでも見直すのだが、絶望的だろう。


 何度も言うが、

「歴史観の無い会社は存在意義が無い」

僕は、その言葉を、性根無の 雷诺汽車 の僕の連中に言ってやりたいものである。
Posted at 2012/10/21 13:01:57 | コメント(2) | トラックバック(0) | 豪州パルサー | クルマ
2012年10月20日 イイね!

異種 SSSの歴史観。豪州パルサーSSSを見て

異種 SSSの歴史観。豪州パルサーSSSを見て 今回の濠太剌利での 「パルサー」 の、さらに 「SSS」 というグレードの復活について、多くのブログが UP されている。

 その中で、「パルサー」と「SSS」との繋がりにつて、最近の「メダリスト」問題とも絡めてコメントしているのを見て、こりゃイカンと思い立ち、このブログをUPする事にした。

 まずは、おさらいとして「SSS」については

血統 ブルーバードの伝統の証「SSS」の秘密に迫る。。
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/246030/

さらに意外な歴史として

三意 SSSの3つ目の意味
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/10092920/

という歴史がある。

 このブルーバード 「SSS」 の歴史観と、豪州で採用されている 「SSS」 の字体を見ると、豪州での 「SSS」 の歴史観と、ブルーバードの 「SSS」 の歴史観は異なっている事が分かる。まぁ、ブルーバードの 「SSS」 の歴史観も、610以降は単純なグレードという色合いになってしまったが、それでも脈々と 「SSS」 の字体は変えることなく歴史を重ねて、今の日産には無いブランドやグレードの意味合いや歴史観を大事にしようという姿勢が垣間見れる。


510以来「SSS」の字体は変わっていない、いや変えていないのだ。

 豪州での 「SSS」 は、あくまでも、彼の地で有名になった、ラリーでの日産車、それも 「SSS」 と名付けられたラリーカーのイメージを、市販車に転写した、スポーツ・モデルの1グレードという意味合いが強いのだ。


サザンクロスでの日産車の活躍は彼らにとって、憧れにもなった。

 それを顧みれば、パルサーというハッチモデルに 「SSS」 というネーミングを科すことは彼らにとって何も違和感が無い事が分かるだろう。

 日本でも 「SSS」 を、セダン以外に採用した歴史が・・・という声があるが、例えばブルバードの場合でも、基本セダンがあって、そこから派生した クウペ や H/T という 3BOX スタイルのクルマに 「SSS」 を付けており、クウペなどは、あくまで「セダンの亜流」、「一種」という拡大解釈の元で行われえていたのだ。

 ブルーバード以外の車種に関しては、実はセダンも、それ以外のボディスタイルのクルマにも、本流の 「SSS」 の字体が使われておらず、あくまで 「SSS」 を名乗るも、本流の 「SSS」 とは違うんだという日産の良心がまだ見られてモノだが。。。

 それらを踏まえると、今回の豪州でのパルサーSSSの復活は吝かでないと僕は思っているのだ。
Posted at 2012/10/21 04:27:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | 豪州パルサー | クルマ
2012年10月19日 イイね!

復活 濠州パルサーSSS私見

復活 濠州パルサーSSS私見 濠太剌利にて、あの懐かしい「PULSER」、それも「SSS」が復活する事について、「お前はどう思っているだ?」 という某熱烈な日産ファンの友人からメールが来た。

 なかなか仕事が忙しく、ロクにブログも UP できずにストレスが溜まっているのだが、ようやく、落ち着いた時間が出来て、自分なりの私見をのべたいと思う次第だ。

 まず、濠太剌利での 「PULSER」 の復活については、あぁ数が出るところ、儲けられるところには日産は、その労力を惜しまずに一生懸命にクルマをリリースするんだなと率直に感じた次第だ。
多くの日産難民やかつてからの日産を熱烈に応援する皆さんのブログなどを拝見すると、何で日本で売らないという声を多く目にしたが、端的に言えば、

「日本じゃあ数が売れないから出さない」

という、儲け一点主義の今のルノーの僕となってしまった日産の現実が垣間見れると思うのだ。

Mサイズ・セダン、MT と言った事から、ブランドで言えば サニーにブルーバード、セドリックにグロリアなんていうブランドだって、今の日産にとって、単純な一部熱烈なファンのノスタルジーでしかなく、数が出ない、日本では商売にならないクルマでしかないのだ。

 それが濠太剌利では、「PALSER」 の人気が高く、しかも、その声が、声だけでなく、拡販にも寄与すると判断すると、 「パルサー」⇒「ティーダ」 で売っていた、このクラスのクルマを臆する事も無く、いけシャーシャーと、ブランド名を戻して再販を決めてしまう。

 今の日産には、ファンがどうのだとか、ブランドの持つ歴史観なんて、微塵も考えたりはしない姿が明確になったと思わざる得ないのだ。ノートの「メダリスト」だってそうだ。

 濠太剌利では、「SSS」 への特別な思いが強く、日本では意外に知られていないが、大いなる憧れの グレード でもあるのだ。

 古くは 410 や 510 のブルーバードから濠太剌利でも 「SSS」 信仰が始まるが、その後も日本で言う 「ヴァイオレット」PA10でも


日本や米国ではパッとしなかった PA10 も 豪州 ではラリーのイメージが強く結構売れていた。

「SSS」 というグレードは、彼の地では眩く輝いていたのだ。

 その後、「SSS」はパルサーに引き継がれる事になるのだが、その件については、また述べたいと思うのだ。

 しかし、もはやと言うか、今の日産は僕たちから遠い存在になってしまった・・・悲しい現実だ。
Posted at 2012/10/19 02:47:37 | コメント(3) | トラックバック(0) | 豪州パルサー | クルマ
2005年03月19日 イイね!

異色 豪州パルサーこんなのもあった・・

異色 豪州パルサーこんなのもあった・・豪州ではパルサーは、概ね人気を持って迎えられた事はのべたが、N13ではVECTORという名前のシリーズがあった。

前から見ると国内仕様のラングレーだが。。。後ろからの眺めは、まったく別の形に仕上げられた。

そして、このシリーズにも「SSS」が存在し、そこそこの人気を博していた。

この他にも海外では、面白い名前や仕様の日産車がたくさん存在する。

次回以降で、それらを紹介したいと思う。
Posted at 2005/03/19 01:29:22 | コメント(1) | トラックバック(0) | 豪州パルサー | クルマ
2005年03月18日 イイね!

群青 !なぜか豪州のN15パルサーには青が多い

群青 !なぜか豪州のN15パルサーには青が多いN14で一気に豪州での人気と裾野を広げたパルサーだが、N15に進化した時には、日本と同じように、特段スポーティでもなく、まさに親しみの持てるコンパクトカーとしてさらに躍進を遂げた。

もちろん、先代のGTI-Rの影響も無くは無かったが、使い勝手の良いクルマとして、多く街を走る姿を見るようになった。

それでも「SSS」というグレードは、豪州において存在し、ある意味では、日本におけるブルU13の「SSS」と同様に、もはや「Super Sports Sedan」ではなく、「Sophisticated Sporty Sedan」としてのみ存在する様になったと言えよう。

パルサーの伝統である、欧州的クリーンでシンプルなデザインは、こと豪州の町並みでも自然に溶け込み、多くの日本車の中においても、一番豪州に溶け込んで見えていた。
Posted at 2005/03/18 01:38:23 | コメント(3) | トラックバック(0) | 豪州パルサー | クルマ

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「後視 いやぁこんなに簡単なバックカメラがあったなんて!! http://cvw.jp/b/124785/23876370/
何シテル?   01/04 14:54
無類のクルマ好きで、日産車を愛してやみません。 徳小寺 無恒のHNを引っさげ、かつての愛車、ワインレッド・パール・ツゥートンのU14ブルーバードの話題を軸...

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