徳小寺 無恒も年を取ったものである。。。
今年は「前厄」という年齢になったのだが、日頃、神社仏閣を見る事は好きだが、そこにまつわる行事などにはまったく興味の無かった僕は「前厄」と言われても別段気にも留めて無かったが、カミさんを始め、回りが「厄払い」に行った方が良い・・と盛んに言うので、社会勉強も兼ねて、「川﨑大師」へ「厄払い」に行く事にしたのだが・・・
行ったのは「1月28日に土曜日」。
土曜日という事で、多少の人ごみは覚悟していたが、その人ごみの多さは正直「想像を超えていた」。。と言う他は無かった。
10時半には川崎大師へ着いていたのだが、周りの駐車場は、どこも満車!!
グルグルと周りを二周したが、どうも空きそうに無い・・・
そんな中、道端で「¥1000/一時間」なんていう、手書きバリバリのダンボール紙を持った、乙女や、昔、乙女だった女性が盛んに渋滞のクルマの中に語りかけている。。
近くで停められないのなら・・と諦めて、そこへ駐車するクルマも結構いたが、そこはどう見ても一般家庭の民家の庭であったり、家のちょっとしたスペースだったりしていた。。
まったく、観光地の住人は「したたかである」
僕は、川﨑大師近辺の駐車は諦めて、カミさんと子供を、駅前にマックに行かせて、少々遠くのスーパーの駐車場へ停めさせてもらった。。
さて、お昼近くだったので、家族とマックで合流して腹ごしらえをして、イザ川崎大師へ。。。
川崎大師へ近づくにつれ、人ごみは尋常では無くなった。
境内は、さながらラッシュ時の山手線の駅のホームと同じくらいの人出であった。
さてさて、「厄払い」はどうしたものか・・と境内を見回してみると「本日護摩受付所」という場所を発見した。
そこで、「住所」、「氏名」、「年齢」、何の護摩祈願に来たのか?という事と、「幾らの護摩」を購入するのか記入するのだ。
しかし、護摩祈願の種類の多い事か・・・
災厄消除、家内安全、交通安全、商売繁昌、身上安全、病気平癒、心願成就、開運満足、入学成就、工場安全、従業員安全、合格成就、良縁成就、安産満足、海上安全、海外旅行安全、事業繁栄、方除、虫封じ、その他諸願成就、御礼
と、まぁありとあらゆる「祈願」があるもんだ!!
しかし、「厄除け」ってないぞ・・・と受付のお兄ちゃんに聞くと、「災厄消除」が「厄除け」になるというのだ。
そこに「○」を付け、「護摩」の金額にも「○」を付けるのだが・・・まさか、金額で神様は差別しないだろう・・と思い、一番安い「¥3,000-」の護摩へ「○」をつけた。
必要事項を記載すると、次に「本日護摩会計所」という所へ赴き、「護摩」のお金¥3,000-を支払う。
すると、護摩祈願の時間のスタンプが押された「護摩引換券」を渡してくれるのだ。
しかし、今までの必要事項を書いて会計で・・という流れを見ていると、なんだか鉄道の定期券を買っている気分になったのは、やはり徳小寺 無恒だけだろうか。。。
私の「護摩祈願」の時間は13:00からとある。
時間は12:30だったので、少々早いが本堂に行って見よう・・と本堂に向かったのだが、ここでも恐ろしい人波に圧倒されてしまった。
最後尾に並び、本堂に向かったが、これが一向に進まない。。
おおぉぉ。。後一歩で本堂・・というところで、「本堂が満員になりましたので、ご祈祷には参加できません。。」と非情な一言が・・
間も無く本堂から「導師(修行者)」の祈願の声が・・・暫くしてその声が聞えなくなると、すでに本堂に居た人達が退席したと同時に、寒風吹きすさむ中待った人の列が本堂にようやく入る事が出来た。。。
「祈祷」は見れないが、お参りは出来るという次第らしい。。。
本堂で、お参りを済ませると、次ぎに本堂の裏手に廻れという事で、本堂の裏手に廻ると、今度は「護摩受取所」という場所に回された。。。
そこには「あ」~「や」などと書かれた紙が貼られている、受け渡し場所があって、自分の名前に該当するところに並んで、「護摩」を引き渡してもらう・・という仕組みになっていた。
そこで、ようやくもらったのがこの「護摩」である。
寒風の中、体の奥底まで冷え切って、肝心のご祈祷も受けられず、ようやく手に入れた「護摩」である。
さぞかし「霊験あらたか」なモノに違いない。
しかし・・・人ごみと、寒空で待たされた事で、私は完全に風邪を引いてしまった。
「厄払い」と共に、私は「風邪」まで川崎大師様に頂いたようである。。
これも日頃の悪行三昧のせいか?
しかも、私は「前厄」なので、来年は「本厄」で、再来年は「後厄」で川崎大師へお参りに行かねばならないらしい。。
なかなか、年を重ねるとは大変だ・・と実感した「厄払い」であった。。
Posted at 2006/01/29 21:47:52 | |
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