新装開店となったプジョー308なんだが、外観は、これまでのパッと見た目で「プジョー」だという個性的なエクステリアは鳴りを潜めて、一見すると「どこかで見た様な」雰囲気になってしまった。
まぁ一般受けと言うか、誰にでも親しめる、特に曖昧な曲線や曲面を良しとしない日本人には良いかもしれないが、これまでの「アク」の強さを「プジョー」だと心酔していたファンには少々、複雑な心境なのかもしれない。
ただ、実際の乗り味は、なんだか、独逸社チックになって、全くユルイところを感じさせず、あの「猫足」と言われた、ロールするけどタイアが路面を掴んで離さないと言ったお仏蘭西の良さが無くなってしまったのは少々残念な気がする。
室内を見渡した時、気づいたのだが、相変わらず独逸車の様なデザインの固さを感じさせない柔らかな雰囲気は受け継がれていたが、メーターを見た時に妙に違和感を感じてしまった事を告白せねばならないだろう。
メーターのナセルの形状や、指針にまでこれでもか!と言うくらい細かい演出が施されているのは流石と唸ったが、速度計と回転計の針が外側から内側に回る様になっていたのには、停止時にも気になってしまった事を告白せねばならないだろう。
さすがフランス車!指針の細かい部分までデザインされている。けど、反対方向に回るタコとスピードには違和感が・・・
これが走り出すと、昭和生まれの目には、非常に気持ち悪く。僕世代で言うと、タコとスピードの針が一緒に「血踊り肉騒ぐ」様にシンクロして、俺が先だと言わんばかりにタコとスピードの針が驀進するのを「ヨシ」としていたのが、センターに向かって針が突き進む様子には「血も騒がないし」、「肉も踊らない」のが現実だった。
僕ら昭和世代には、眼前のタコとスピードの針が競争するように同じ方向に回るのが楽しかったのだが・・
そう言えば、先日、幸運にも初めて内装が見れた、アストンマーティンの「ヴァンキッシュ」
も、同じ様なレイアウトだったけ。。
アストンマティン 「ヴァンキッシュ」のメータ。こっちはメーター間が近かったせいもあって違和感が無かったが。。。
ただ、コッチはメーターとメーターの距離が近く、表示もデカく、モノトーンのデサインだったので違和感が少なかったのだが、308のメーターはねぇと言うのが偽らざるホンネなのだ。
メーターに個性を求めるのは結構なんだが、308のメーターに違和感を感じるのは、メーターフェチの僕ならなのだろうか!?
こうしたギミックに凝るのなら、昔の高級国産車に良くあった
真横に針が動くメーターはかつての「高級」な国産車のステータスだった!!
指針が真横に動くヤツで、できればバーが伸びる式のを現代的に復活してくれないだろうか?なんて言うと、また徳小寺のたわごとが始まったなんて言われるのかしら。
クルマの外観は乗る時、降りる時、駐車場に止めてある時しか見れないが、メーターを乗っている最中には見る機会が多いので、デザインにもこだわったのだろうけど、やっぱりメーターの針は同じように動く方が良いと感じた次第なのだ。
Posted at 2015/02/28 14:32:19 | |
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