今回、独逸で開催された フランクフルトショウで、よいよ アルファロメオの 「ジュリア」 が披露された。
まぁ披露の前からエクステリアは明らかになっていたので、口の悪い連中からは、独逸車のパクリなどども陰口をたたかれていたが、こうして細かいディテールを見ると、アルファはアルファなんだと再認識した次第なのだ。
久々のFRアルファの登場という話題も然ることながら、僕が一番注目したのは、最大出 510hp、最大トルクは61.2kgm以上という 2.9L V型6気筒ガソリンターボ という強心臓 が搭載された最上級モデル 「Quadrifoglio(クアドリフォリオ)」 の存在だ。
これでもか!と言うくらいアルファのDNAをした顔付やアルミホイールのデザインがラテンの血を騒がせるに違いない。
ターゲットは間違いなく BMW M3 辺りで、実際の乗り味や動力性能などの比較の情報が非常に楽しみなモデルだ。
これまでスーパースポーツセダンの名をほしいままにしていた Mモデル。アルファの挑戦は如何に!?
さてさて、今回のアルファのジュリア「Quadrifoglio(クアドリフォリオ)」 の動画を観てひとつ気づいたのだが、フロント下のアンダースポイラーがどうも可動式の様なのだ。
動画に一瞬だがスポイラーが稼働する様子が見て取れるのだが・・・
皆さんも、ぜひ動画を観て確認してほしいのだが、ちょうど 「23~24秒」 あたりだ。
まだまだ 「Quadrifoglio(クアドリフォリオ)」 の強烈な動力性能の一端しか垣間見れないが・・・
どうも、この手のスポイラーが迫り出してくるシーンを見ると僕は、やはりコレを思い出さずにはいられないのだが、
「そのとき、精悍。」の一言と、この迫り出すシーンに日産党はしびれたモンだ。
日本ではセダンが売れない、売れないと言いつつも、以前にも言ったが、国内で売れている舶来のクルマ達の売れセンってなによ!?っていうと問答無用で「セダン」なのだ。
そうした舶来車の群雄割拠のなかで、すい星のごとく現れたのが アルファ「ジュリア」 と言う事であって、最近人気急上昇の ジャグワァ XE 辺りとも大いにタメを張ることができるセダンの登場で、またまた国内の舶来車市場に一石を投じること間違いないと僕は感じている。
これも最近、人気急上昇のジャグワァXE。洗練されたデザインと優れた動力性能で旧来のジャグワァファン以外にもファンを増やしている。
後はライヴァルたちが、品質の向上を図り、これまでの「壊れる」から「壊れるかもしれない」というレヴェルまでなっている中、いつも何処か何かが起こっているという「アルファ」の伝統をどれくらい打ち破っているかも興味津々の点だ。
しかし、どうにもこうにも国産車には魅力的なセダンが皆無なんだろうか。
まぁ、アテンザ や WRX などなど、これらの舶来車セダンに対抗できそうなモデルも無きにしも非ずなんだが、他が無さすぎる。
デザインも部分部分に凝りに凝っているのだが、全体で見れば「なんじゃこりゃ」というモノばかりで、ここ数年半島のメーカーに世界的にやられているのもなんだか頷けるような気がする。
こんなアンコウ顔でも売れてしまう日本。これじゃ日本のメーカーのデザイン力は落ちる一方だ。
複雑怪奇なヘッドランプの造形や、意味のない切り返し線ばかりのサイド面を見るにつけ、もう日本のトヨタのデザイン力は「地に落ちた」と絶望しか感じないモノだ。
まぁ、今回のアルファも少々フロント周りはオーヴァーデコレート気味なんだが、国産車と違って破綻していないのは流石だ。
公害対策の時、僕たちの世代は、「もう速いクルマには乗れないんだ」って絶望したけど、国産車のメーカーは頑張って「ターボ」だの「ツィンキャム」だとか技術革新で、また「速い」クルマに乗れるようになった。
今度はデザインを頑張ってもらって、あの時は酷かったけど今じゃァとなってほしいモノだと アルファロメオの 「ジュリア」 を見るにつけ思う次第なのだ。
Posted at 2015/09/23 18:43:51 | |
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