
← 昨日の蔵王温泉の気温はマイナス10℃。気温が低いと雪道は滑りにくい。
冬道で4WDが有難い場面は、なんといっても上り坂の発進である。FFやFRだと駆動輪の左右のどちらかが虚しく空転するだけで、まったく動けなくなることがある。チェーンを巻くと大抵の坂は登れるのだが、4WDならそのまま発進できるだけに、その差は大きい。コーナリングやブレーキについては駆動方式はあまり影響しない。坂道発進さえなんとかなれば、FFやFRで十分だと思う。
ESCにはトラクションコントロールが付いている。トラクションコントロールの
効果は絶大で、特に空転している車輪にブレーキをかけてディファレンシャルの差動を制限する効果が大きい。差動制限はLSDでもできるので、LSDを組み込むことによっても同様の効果が得られる。上り坂で発進できるようになれば、4WDを選ぶ理由はほとんどなくなる。平地で4WDしか走れないような状況になれば、スタック続出で自分だけ走れても意味がないからだ。
4WDにはデメリットが少なくない。車重が増える、燃費が悪くなる、価格が上がる、燃料タンクのスペースが小さくなる、フロアトンネルの出っ張りが大きくなるなどだ。ESC(もしくはLSD)の装備により上り坂で発進できるようになるなら、4WDから2WDに移行しても問題ないのではないだろうか。高出力のエンジンを積んだスポーツ4WDならともかく、生活4WDはESCで十分代替可能だと思う。
運転日報(スプラッシュ)
天候:晴れ
積算走行距離:1386キロ
走行条件:郊外一般道・市街地
乗員1~2名

Posted at 2011/01/11 21:39:58 | |
トラックバック(0) |
クルマ談義 | クルマ