徳小寺　無恒のブログ一覧

僕が普段よく使う街道沿いの小さな中古車屋に、最近８０系クラウンが鎮座している。

しかもそれが結構遠目だが見た目がイイので、通りすがら眺めるのが好きなのだ。

８０系クラウンと言えば・・・

先代の７０系クラウン・・・ぼくらの世代は「クジラ」と言っているが、その進みすぎたデザインが災いして初めてセド・グロ連合に敗れ去った後を継いで生を受けた「負けることのできないモデル」であった。

逆転 クラウンを打ち破った唯一のセドリックとは・・
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/2374795/

外観はまさにオーソドックスの一言に尽きるデザインで纏め上げられて、ある意味で「クラウンの王道」ともいえるエクステリアである。
しかし、内容はなかなか宿敵トヨタといえ、侮れないものがあり、グレードで初めて「Royal
Saloon」が登場し豪華さを誇示した！
そして「ピラードハッドトップ」が登場したのも、世界初の４速ＡＴが登場したのもこの８０系からである。

そのクラウンが、遥か後の代のセドリックと肩を並べている様子は、何か因縁めいたものを感じるのは私だけだろうか。

クラウンというクルマ、優柔不断なトヨタというメーカーにあって、良い意味でも悪い意味でも「筋」が見えるクルマだという事が、この８０系を見ていても分かる気がする。

いつまでこの景色が続くかは分からないが、しばらくはこの景色を楽しみたいとそう思うのだ。


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