電気料金にガス料金、小麦粉に、そうそう意外なモンではコットンなんて言うのも値上げが公表された。
まさに値上げラッシュの今日この頃なんだが、自動車の任意保険の世界にも、世相を反映した理由で、値上げがある事をご存知だろうか。
直近で発表されたのは、 「三井住友海上火災保険」 が、先月末に、
「高齢者を中心」 とした年齢をターゲットとした値上げをリリースした。ここで言う、
「高齢者」 とは端的に言って 「50歳以上」 となるのだが、値上げの理由は、高齢者ドライヴァーの増加と共に、事故も増えて収支が悪化していると言うものだ。
実はこの手の高齢者に対する保険料の値上げの動きは、損保ジャパンや東京海上日動火災保険も公にしており、もはや「時代の趨勢」の感さえ漂って来た。
考えてみれば、これだけ高齢者社会が進み、特に地方に於いては、クルマと言うものが高齢者の重要な「足」となってしまている現実をみれば当然と言えば当然の成り行きだろう。
しかし、確かに、高齢者のドライヴァーが増えれば比例して事故も増えるが、そうした高齢者ドライヴァーの増加に対してインフラの問題は無いのか?と僕は感じている。
以前からブログしているが、高速の逆走の問題も含めて、道路標示、標識は、そうした高齢者などに優しいのかという論議も忘れてはならないと思うのだ。
安全 高齢者の要求は、誰もが必要とする事なんだ。
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/19213087/
確かに高齢者の事故が増えて来ている、だから、高齢者の保険料を上げようとは自然な流れだと思うのだが、そうした保険料の支払いで保険業界が苦慮しているのなら、保険業界お得意の統計調査
統計 「事故」数字から見えてくるものは
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/19632376/
を駆使して、高齢者にも優しい道路づくりの提言などをもっと行って欲しいと思うのだが・・・
間違いなく、これからの日本は、さらなる高齢者社会になる。今、若いドライヴァーだって、いつかは、J高齢者ドライヴァーになる事は避けられない。
そんな時、まともな道路事情で無い事を棚にあげられて、保険料が上がって行くのは辛いと思うのだが如何だろうか?
僕は長くクルマに乗っていたい、もちろん、絶望的に反射神経や身体能力が劣るようになれば、素直に運転免許を返納したいが、それまでは、クルマとの濃密な時間を楽しみたいと思っている。その為にも、運転する事による経済的な負担が増えては困ると考えている次第なのだ。
Posted at 2011/06/03 05:21:49 | |
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