最新のキャデラック ATS なんだが、僕的に非常にツボにハマっているクルマなのだ。
まず、現在のキャディに共通するのだが、エッヂを効かせた独自のデザインが非常に個性的でカッコいい。
それも、直線パキパキというデザインではなく、エッヂを立てながら面の構成を見ると、非常にふくよかで、実は絶妙な曲面が張り込まれており、ボディに移り込む陰影が微妙に変化して見え、表情豊かである。
何より他に似たデザインが無いという唯一無二の個性が一番のチャームポイントだろう。
そして、このクルマの凄いところは、見てくれだけでなく、動力性能や操縦性に於いてかつてのアメ車とは、全く一線を画する俊足、秀足にも大いに注目せねばならないだろう。
何たって開発のターゲットはBMWの3だの、メルチェデスのCだのをターゲットにして開発したというのだから、かつてのアメ車のイメージなど微塵も無いに等しいだろう。
それらと決定的に異なるのは、今度はアメ車ならでは室内の作り込みの良さ、決して質感がどうのこうのではないが、見た目の豪華さ、パッと見座った時の居心地の良さは欧州ライヴァルより優れていた。
サイズもキャデラックのベーシックモデルという位置づけと、前記の通り、欧州ライヴァル車との関係もあって意外にコンパクトに仕上げられている。
全長×全幅×全高=4680×1805×1415mm/ホイールベース=2775mm/車重=1580kgというディメンジョンは、例えば直接のライヴァルである BMW の 328i と比べると
こちらも一目でBMW それも「3」 だと分かる造形だ。
全長×全幅×全高=4625×1800×1440mm/ホイールベース=2810mm/車両重量=1560kgのライヴァルとほぼ同じディメンジョンである事が分かる。更に言えばインラインフォーで過給機付きという記号も一致するのだ。
もっと身近で言えば、アテンザと比べると
意外にデカイクルマだと改めて数字を見ると思ってしまうアテンザ。
全長×全幅×全高= 4860×1840×1450mm/ホイールベース=2830mm/ 車重=1450kgと、車重は軽いが外寸は意外にデカイ!という事が分かるだろう。
重量配分も、ハイテンスティールやアルミ合金、マグネシュウム合金を駆使して(え~となんだかBMWのカタログの謳い文句みたいですが・・・閑話休題)50:50を実現している!!
50:50の重量配分なんてシロウトの考える理想の数字に過ぎない・・・なんて引退した、日産の水野辺りは吠えるんだろうねぇ・・・閑話休題。
見栄えや動力性能、操縦性など、欧州車大好きの日本人好みの味付けがされていて、僕も宝くじが当たるか、庭を掘っていて天然ガスか石油が出てきたら、是非買いたいと思える、キャデラックATSなんだが、悔やまれるのはレフトハンダーしか無い事だ!!!
CTSにもライトハンダーが存在するので
これはCTS-Vというとびっきりにスポーツモデル。CTSもカッコいい。
期待したのだが、未だ持ってライトハンダーの設定が無いのが実に惜しい・・・
メルチェデスやベンベーなどの欧州車が街に溢れ、少々飽食気味だというクルマ好きは意外に多いと思う。そういった向きには、キャデラックのCTSやATSを選ぶという選択肢は実に面白いと思うのだが如何だろうか。
Posted at 2013/05/25 15:33:02 | |
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