BX-Car を購入してから、何故か普段はめったに点灯しないフォグランプが、ここのところの集中豪雨やゲリラ豪雨で使う機会が多くなってしまった。
そんな時、フォグを点けながら光軸が高いような気がしてならなったのだが、実際に光軸を見てみると、
フォグだけで走れます!なんていう業者の謳い文句があるが、そりゃ迷惑以外の何物ではない!
なんと、ロービイムと同じくらいの高さで調整されていた。これじゃぁ対向車は眩しいだろうねぇと言う事で、高さ調整を行う事にした。
しかし、最近は 「フォグだけで走行できます。」 なんていう広告やブログを出している業者を多く見かけるが、どんなもんかと思う。
もともとフォグは、読んで字の如しで、雨天時や降雪時にヘッドランプの光が上方へ拡散して車両手前が見えなくなるのを
「補助」 してくれるモンなんだが、それを何を勘違いしているのか 常時灯如く何時も点灯して走行している 馬鹿モン が多いのにはいい加減呆れてしまう。
確かに、ヘッドライトが暗いからと言うのも分かるが、それじゃぁという事で、余計にフォグの光軸を上げたり、最近流行の
「○×すぎる なんとか」 みたいに、明る過ぎるキセノンを組み込むのはどうかと僕は思うのだが。。。
と言う事で実際に フォグランプ の光軸調整をやってみよう。
まずは、フォグランプの高さを計測しておく。
BX-Car のフォグの高さはだいたい30cmだった。
ここで、光軸の調整方法なんだが、これには二種類あるのだ。
最近のカットライン(明暗の区切り線)がある物は、 25mの距離で50cm下がるように とうのが、保安基準での規定。
一方、従来の区切り線が明確でないモノは、最も明るい部分が、車両前方40mよりも手前側に来るように と言うのが基準なのだ。
そこで、それを計測するために、最初手順としてフォグの高さを計ったという次第なのだ。
そこで、今回クルマを壁手前 5m の位置に止めたから、そこで調整する高さを考えてみよう!さぁ、懐かしい三角関数を思い出して・・・
H:カットラインの高さとすると、フォグの高さ 30cm 、壁までの距離 5m なので
H = フォグ高さ - ( 5m × tan ( atan ( フォグ高さ / 25m ) ) )
この式に数字を当てはめると
30 - ( 500 × tan ( atan ( 30 / 2500) ) ) = 24 cm = H
となる。さぁこれで調整だ!!
BX-Car の M・スポーツ の場合、
こんなに分かり易い場所に 調整ねじ があると非常に作業はラク♪
フォグランプの斜め上方に、、調整用ネジへアクセスできる穴が開いている。こりゃ調整がラク♪だねぇ。。
そこへ、ヘキサゴンレンチか、大きめのプラスドライバーを使って光軸の調整を行うのだ。
ここへ、レンチなどを突っ込んで調整。このクルマは実に作業がしやすい。
そして調整完了。
はた目にはエラク低い様に見えるが、この後、幸運にもゲリラ豪雨に見舞われて、フォグを点灯したが、ちゃ~んと手前をフォグは照らしてくれて重宝した。
理想的なフォグ、フォグランプの光軸と配光。低い様だが、効果的に手前の路面を照らし、光の拡散が無く実に雨や霧、雪の日は走り易い。これが、ホワイトや青い光だと効果が減るのだが・・・
リヤフォグの間違った使いかたにも困ったモンだが、さらに点灯する機会の多いフォグランプは、もっと正しく使って、正しく調整して欲しいと感じた次第だ。
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Posted at
2012/05/20 08:23:50