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2012年09月16日

改悪 仕事クルマ「キャンター」アレコレ・・・ 

改悪 仕事クルマ「キャンター」アレコレ・・・ 


 仕事クルマの「キャンター」が来て数カ月が経過したが、旧型からの乗り換えと言う事もあって、新旧の比較と言う色合いが強くなってきたように思う。

 職場での、新しい「キャンター」の評価は、正直、あまり芳しくないモノだ。まぁ、ぶっちゃけたハナシ、

「新しいクルマを買ったのに、どうしてこうもまぁ」

というのが本当のところ。

 みんカラは、乗用車のクルマが主体の場所なんだが、逆にこうしたトラックのハナシなんぞは、あまり聞かないだろうからご参考までと言う事でご清聴願いたい。

 まず、最も不評なのが「乗り心地」。首都高などの継ぎ目の多い道路を走ると、もうそれは酷くて、旧型が普通のヴァンレヴェルだったのが、新型になってショックのチューニングが変わったらしく、バタンバタンと車体がバタついて荷物が少ない時など、荷崩れを気にして丁寧に乗っても絶望的に荷物は最初置いてあった場所から、あらぬ方向へと客先へ到着した時は吹っ飛んでいる。

 これが空荷になると、さらに悲惨で、ドライヴァーがギャップを超える度に 「空中浮遊」 が体験できると言う状況に陥ってしまうのだ。走行距離が延びれば足回りも落ち着いてと淡い期待を抱いたが、どうもダンピング不足だけは解消されそうに無いのが現実だ。

 段差越えの挙動から考えてみると、バネレートが異常に強化され、ダンパーも縮み側が強くなって、伸び側は相対的に弱くなった関係で、あのドタバタした乗り味が醸し出されている様に思う。
困ったのは、これが荷物を積載しても変わらない・・・、まぁ若干は緩和されるが、それでも旧型の様な「荷物を積めば落ち着く」という挙動が無いので始末が悪いのだ。

 そして、今回の買い替えの大きなトピックで、デュアルクラックのM/T 「DUONIC」 なんだが、これは確かにある意味では凄いもんだと実感している。

 発進から、まさに電光石火の勢いで、シフトアップを続け、このシフトチェンジの速度は、どんなに人間が頑張っても不可能なくらい素早い。


コイツのシフトアップ、ダウンの速度は尋常でなく早いのだが・・・
 発進から、クオーン、ウォーン、ウィーンとあっと言う間に変速して、どんなシュチエーションでも

 「意地でも6速に入れてやる!」

というスタンスで変速を行うのだ。

 ブレーキング時の、シフトダウンも秀逸で、クォーン、クォーン、クォーンと、ダブルクラッチよろしく、回転数を合わせながら繋いでゆく。

 ただ問題なのは、例の 「意地でも6速」 というスケジュールで、例えば、交差点で右折してガスペダルを踏むと、例の如く、クオーン、ウォーン、ウィーンとあっと言う間にシフトアップするのだが、曲がってすぐに路地に入ろうとブレーキングしても、今度はあっと言う間に 「6速」 に入っているギヤが災いして、距離が短い為に、流石の 「DUONIC」 も、 ブレーキング時のシフトダウンが間に合わず、フットブレーキに負担をかけて、減速又は停止しなければならないのだ。  

 排気ブレーキがあろうと、高いギヤで曲がるのは非常にスムーズさに欠けるし、荷物を積んでいたら、さらにフットブレーキだけでは荷崩れ無しにスムーズに減速停止ができ辛いし、立ち上がりも緩慢になってしまう。

 そこで、こういった場面では、ドライヴァーが先読みをして、マニュアルモードにして対応するのだが、今度はシフトレヴァーが遠くて握り辛い。

 多くのドライヴァーが悪戦苦闘しているうちに、シフトレヴァーの向きがTOP画像の様になって、これがまた使い勝手が良いと来たものだから困ったモンである。。

 いすゞの 「エルフ」 と並んで、小型トラックの代名詞みたいなモンの 三菱「キャンター」。

この新しい「キャンター」もエンヂンが実に良く回り気持ちが良いのだが、乗り心地と 「DUONIC」 の使い勝手悪さから、買うんじゃなかったという声がチラホラと出てしまっている。

 さらに、エルフは買いたくないので (もう一台、旧型のキャンターがあるので) 、買ったヤツを売って、それを元手に程度の良い旧型の中古を探そうという、もう更新と言う概念からは本末転倒な意見まで出てしまっている状況なのだ。

 凝った造りのメーターなんぞは要らないから、乗る人、ドライヴァーに優しいトラックはできなかったモンだろうかねぇ。

きっと、設計者は、そうしたギミック満載の様子にご満悦なんだろうけど、使い勝手が悪くっちゃねぇ・・・

何だか、今の日本車のある意味で縮図を見たような気がする、新しい「キャンター」であった。
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Posted at 2012/09/16 05:08:07

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この記事へのコメント

2012年9月16日 12:27
最近の設計って経験よりも図面でしか語れないらしいので大変だって話を聞きました。

昔のように経験で物が作れる人がいなくなると使う側の使い勝手なんてどうでも良くなってしまいますからね。
自分で運転しないのに道路交通法をわけわからなくする日本の政治家と似たようなものでトラックに乗ったことも無い人間が作ったりするとこうなりますね。。。
コメントへの返答
2012年9月17日 12:49
今まで、日本の製造業の強みであった、3現主義(三現主義)=「現場」「現物」「現実」がお座なりになっているように思えます。

 貴重な経験値、計算値ですが、それらが組み合わさったらどうなるか、検証もロクにせず、機能や装備の充実に重きを置いて、現物を知らない。

 設計者は、まず自分で作ったモノを実際に乗ってみて、それもテストコースではなく、どんどん工場から出て現実の多種多様な道を走って何かを感じて欲しいものですね。。
2012年9月16日 19:37
ご指摘、ごもっとも! 最近のクルマ造りに物申したいお気持ちを察します。新技術や低燃費をうたっても、肝心の使い勝手や乗心地が旧型(従来車)より劣っては論外ですね! マジメなクルマ造りをしていた頃に省みるべきですね。年寄り言葉「昔は良かった!」と言いたくなるこの頃の日本車に同感です。
コメントへの返答
2012年9月17日 12:54
最近のクルマは本当に快適装備は増えました。
オプションなんていらないっていうくらい良くなりましたが、本質的なモノが見られて無いように思います。

新型のポルテでしたか、センターピラーに「目盛り」が入っているのですが、これは何だ!?と聞くと、ここで子供の背の高さを測って、こどもの成長を実感するんだ・・・という、いやぁ実に日本的なお節介な機能であることが分かりました。

こんな詰まらない事に神経を使うのなら、もっと本質的な造り込みに注力してもらいたのですがねぇ。。。
2012年9月17日 10:49
こんにちは。
今のキャンターを見かけると、ほとんどがドアに「duonic」とついてますね。職場に先代キャンターの普通のMTがあり、シフトレバーの位置はこれと同じですが、あんな角度の個体はないですね。
ハザードのスイッチは改善されましたね。
いすゞのスムーサーFも職場にありますが、評判は良くないです。たまに不具合出ますし。
エンジニアにも、運転免許すら持たない人がホントにいるみたいなんで、そういう人をなんとかならないかと思います。
コメントへの返答
2012年9月17日 13:00
基本的MTなので、これをリファインすると大きな武器になりますよ!
要は造り込みが足りないのだと思います。特にこうした小型トラックは、多種多様な使い方がされるのですから、もっと発売前に徹底的に走り込みをすべきだったと思います。

ウチの職場にも、スムーサーFがありますが、やっぱり評判は良くないですよ(笑)

十年前くらいまでは、開発でも色々な場面を想定して、試作して壊れるまで試験していたのですが、開発者も頭でしか乗らない、開発費も少なくて試験が充実出来ないは分かりますが、そんな中だからこそ、知恵を絞って良いモノを造り込んでほしいモノです。
2013年8月24日 8:39
会社の2トン平の買い替え検討をしていて、検索サイトからたどり着きました。
ユーザー目線のとても貴重な情報ありがとうございます。
不安定な荷物を運ぶことが多いので、乗り心地も含めた車両の安定性は非常に重視しています。
DUONICは賛否が分かれるようですね。高速走行中にいきなり5速に落ちて驚くとか、
減速時に停車する直前に大きなショックがあるとかないとか・・・。
慣れで解決出来ればいいのですが、どうなのでしょうか?
コメントへの返答
2013年8月24日 13:38
買い替えをご検討されているという事ですが、結局、このキャンターは、余りにも乗り心地が悪く買い換えてしまいました。
実は取引先も、同じグレード仕様のキャンターを買ったのですが、やはり乗り心地の悪さで、真面に荷物が運べない・・・・と悩んでいます。

買い替えは、同じキャンターの 標準ボディ、5 M/Tで 前輪独立懸架 にしました。

噂には聞いていましたが、馬力は落ちますが「前輪懸架」モデルの乗り心地は、かなり良いです!

空荷でも突き上げが小さく、満載でも実に安定しています。

そして 5 M/T ですが、ギアリングが乗用車チックになっており、運転しやすいのですが、Rと二速の位置関係が微妙で、さらに助手席側にかなり押し込まないといけないので、慣れるまで三速に入ったりしてそこは要チェックです。

DUONICは、色々と書きましたが、言われる様に「慣れ」が大きなファクターを占めると思います。

疲れた時のイージードライブは、やはり他に得難いモノもありますからね。

それから、キャンターで気を付けたいのが、キーの差しっぱなしですね。
エンジンを切ってからも常にイモビライザーとキーがやり取りするのですが、これが意外に電気を使うので、バッテリーの消耗が早い事になります。

ですから、会社ではエンジンを切ったら必ずキーを抜くという事を守らせています。

ご購入の参考になれば幸いです。
2013年8月24日 14:34
早速の返信ありがとうございます。
また沢山の追加情報ありがとうございます。
すでに買い換えてしまったことには驚きましたが、
再度Canterにされたとのことで一安心しました。

初めてブログを拝見した時はかなり気持ちが他社に動いたのですが
Canterを第一候補にしている私としては、これで大きく前進出来そうです。

2トン平ワイド超ロングの一番小さいエンジンを選定しているので、
前輪サスは独立懸架タイプでした。
Duonicの使い心地も含めて、販売店に頼んで一度実車を試乗してから
最終判断をしようと思います。

大変有益な情報に心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。




コメントへの返答
2013年8月25日 7:43
こちらこそ、ご参考になれば幸いです。

早期の買い替えですが、それくらいひどいモノだったという事なんです。
若い人は我慢できますが、年齢の高い従業員からは、とても乗れないと散々でした・・・

しかし、前輪が独立かリヂットかで全然違うのには驚きました!!

まぁクルマもそうですが、時間の経過と共に目に見えない改良が行われているので、現在はまた少し違ってきているのかもしれませんが、仕事で使う、使用時間が長い用途のクルマです。何はさて置いても試乗は絶対に必要だと思います。

ウチも、最初に買った時に、これまでの流れでカタログだけで買ってしまった事を大いに反省して、買い替えの時は、意地でも試乗車を用意してもらい、乗って買い替えを実行しました。

sheetmetal-fabさんが、良い、相棒と巡り合われます様に、願って止みません。

プロフィール

「後視 いやぁこんなに簡単なバックカメラがあったなんて!! http://cvw.jp/b/124785/23876370/
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