![国柄 世界的には「白」が強いが意外な色が人気の国もあるのだ 国柄 世界的には「白」が強いが意外な色が人気の国もあるのだ](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/030/103/085/30103085/p1m.jpg?ct=a188b686143d)
皆さんは、デュポン パフォーマンス コーティングス合同会社という会社をご存じだろうか。実はクルマの塗料についてかなりのシェアを持っている企業なんだが、そこから今年の三月に非常に面白い統計データが公表された。
それは
世界の自動車人気色ランキングでホワイトがトップの座を守る というモノなんだが、それによれば、
「ホワイト/ホワイトパールが2年連続で世界の自動車色の人気ランキングを制した」
という事であった。
「ホワイト」人気は、かつては日本の独自のクルマ文化の中で、他所と比べて突出した現象だと言われたものだが、去年欧州での人気一番となり、さらに世界的に見ても人気が高くなっていたのだが、僕の印象では、海外に行くと、「白」、「黒」より他の色合いが多いような印象があったので、意外に感じているのだが。
確かに「白」、「黒」、「シルバー」、「グレイ」がボディカラーの大半を占めている様子が分かる。
「白人気」は、世界を席巻しており、日本、韓国、ロシア、南アフリカとメキシコ、北米(米国とカナダ)で一番になっている。
これほどまで「白」が世界を制覇した要因は、これまでのソリッド系の「ホワイト」、つまり商用車に多かった「白」から、パール系の「白」が高級車に多く採用される様になったからだという事なんだが、今までは補修、つまり修理に手間のかかるので避けられていたのだが、そうした補修を行う工場のレヴェルが向上し、もはや特別な色ではなくなったという理由もあるらしい。
一方、まだまだお国柄で「白」以外のカラーが好まれる国がいくつかあるという点も見逃せない。
例えば印度では、明るい明度のカラーが人気で、この傾向は、世界のどの国にも当て嵌まらない面白い現象だろう。
印度では明度の高いカラーが人気だ。こうした傾向は印度のみに見られる現象だという。
色々な「色」に関する調査を眺めてみると、やはり印度には、端的に言えば、好き嫌いの対象となる色は鮮やかな原色であり、そうでない色調はあまり好き嫌いの対象とはならない傾向が強いというのだ。
そうそう、印度で面白い現象として、家電に於いて炊飯器と冷蔵庫で一番人気の色が何と
赤
が人気なんだそうで・・・・・
そして注目したいのが中国、
クルマは高級車だ!という事で中国は「黒」が圧倒的に好まれている。
クルマは高級車に限る・・・・という思惑も根強く残っており、これまでの高級車のベクトルである、「黒」が圧倒的に強いという事らしい。
そして今後、クルマがどんどんと増えるにしたがって、中国で増えてくるだろうという色が、
赤
なんだそうだ。
中国では、赤、まぁ向こうで言えば「紅色」と表現するのだが、「紅色」は赤は吉兆と財運の意味があり、過去から現在までの建物や、女性に人気の色が「紅色」という事で、これからジワジワと「紅色」が中国のクルマの世界にも増えて来るのではと言われている。
という事で、人口の多い印度の潜在的な「赤」好き、そして、昔々から「紅色」が好きだった中国のクルマの数が増えてきたら・・・・もしかしたら、クルマの世界のでの人気色のランキングで「赤」が石鹸するのでは!?と僕は思っているのだが、さて予想は当たるのか!?
これからも、ボディカラーの統計には目が離せないと感じている次第なのだ。
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Posted at
2013/05/22 03:15:07