日産の工場や個性的なグループのメーカーで、ほぼ毎月の様に行われているのが「日産車フェア」だ。
もちろん日産車の拡販が主たる目的なんだが、開催される工場やグループの特色を生かしたイヴェントも合わせて行われるので、クルマ好きだけでなく子供たちにも人気のあるものだ。
有名な所では、「座間」では記念庫が控えているので、ヘリテージコレクションの見学ができたり、実際にヘリテージコレクションのクルマを引っ張り出して走行する様子や、レーシングカーのエンヂンをかけて見たりして多くのファンが集まるイヴェントでもある。
2019年に一番、記憶に残ったのが 「座間」 と言いたいのだが、今回初開催となった6月の
「オーテックジャパン 日産車フェア」 が色々な意味で印象的だった。
今回、日産車フェア初開催のオーテックジャパンのフェア。どんなイヴェントになるのか!?
当日は朝早くから所要が有ったので、急いでそれらを片付けて圏央道に飛乗って「寒川南IC」を目指した。
ICから程なく今回の目的地 オーテックジャパン に到着。途中、明らかにココを目指している個性豊かな日産車に遭遇した。
まさにオーテックのイメジカラーであるブルーの様な雲ひとつない蒼空の下、ストレイトシックスをイメージした社屋がそびえる。
まずは、クルマ椅子を降ろさなければならないので、交通整理をしている方にその旨を伝えると、
我が家のセレナもオーテック生まれ。今回期せずして里帰りとなった。
今回のフェアの出入り口となっている門のすぐ脇に止めることになった。我が家のセレナもココで作られたので、期せずして里帰りと相成った訳だ。
クルマ椅子を降ろしてザっと一巡したが、やはり目立っていたのがオーテック・ブルーのクルマが社屋の前に並んだ様子は圧巻であった。
日本ではなかなか流行らないブルーカラーを、ここまで印象付けたオーテックの功績は大きい。晴れやかな太陽の下、そのブルーは輝いていた。
そして、その向かい側には R35 と Z34 が並んでいて、
R35にZ34 。さすがにディーラーではなかなかお目にかかれない。ここではドアを開けて乗り込むこともできる。
そこにも多くの人が集まっていた。クルマの人気が無くなってきたと言うけれど、やっぱりスポーツカーは多くの人の目を惹きつける。特に日産には、 GT-R と Z という貴重な文化があり、そこには、どんなメーカーが逆立ちしても追いつけない歴史に彩られた迫力と重みがあるモノだ。
それを残念だが、日産の経営者たちは理解するでもなく漫然と、その他のクルマたちと同様に扱うのだから日産に未来が無いのだ。
日頃クルマ椅子で、こうした車に乗れない、ウチの子供も、どちらにも乗ってみたいという事で、
GT-R も Z にも乗れたと興奮気味。低ポジションに驚いていた。
そうこうしていると、オーテックの「超」有名人である、
カレスト署の小林 氏 と
ねこばす@神奈川 氏 と遭遇。
こんな方々と知り合えた「縁」に感謝。気さくに記念撮影にも応じてくれた。
まったく「縁」とは不思議なもので、こうして御両名と知り合えたことは実に有意義で有難いモノだ。できるなら、オーテックに誘って欲しいと思うくらいだ。(笑)そして閑話休題。
他にも、いつかお目にかかりたいと思っていた
Taku_i さん とも遭遇できた。
今回のフェアに来た目的は、オーテックジャパンの中を覗いてみたいという思いと、色々あったが、C26の福祉車両に乗ることになって、そして、そのC26の生まれ故郷で、作られたラインも見れるという事も大きなきっかけとなっていた。
オーテック・ブルーの精鋭や、GT-R、Z のモノ言わぬ迫力も良いが、今回は C26 がどんな場所で、どんな風に作られたか、それを一番有り難く感謝している子供とともに覗いてみた。
さすが一品料理のラインという事もあって、実に綺麗な環境で福祉車両が作られていた。
一品料理のラインという事で、実に綺麗な環境で福祉車両が作られていた。それを使っている子供も実に興味深く時間をかけて眺めていた。
そこで作業していた方に声をかけて、一日当たりのロットや作り上げてゆく過程でのポイントなどを聞くことができた。
そのラインの隣では、新しい福祉車両の展示もあって、リフトを試したり、
おっ!セレナと違って頭をかがめなくていいぞ。やっぱ広いねぇと感動の様子。
ウチとは違うレイアウトの C27 に乗って、中近距離ならこれもアリと言う、
クルマ椅子も乗れて、人も沢山乗れるこのレイアウトもアリだねぇと。
レイアウトに感心して、多くの時間を費やした。
中近距離なら、このレイアウトは大正解だ。一般家庭で使うのは最良だろう。
福祉車両を見た後は、今度は僕の番で、街中では何度も眺めた事があるのだが、座ってジックリ見たことのない、「オーテック・ザガート・ステルビオ」を見に行くことにした。
オーテックの他の車両とともに並んでいたが、ここでは ステルビオ が主役だ。
エクステリアは、もう語りつくされた感もあったが、今回はドアを開けて実際に座れるとなると話は違う。国産車の本革仕様ではトーンが落とされる本革の「匂い」も ステルビオ は、どうだ!これが本物の「本革」の姿だと言わんばかりに、もう何年も経過しているのに強烈に迫ってきた。
表皮の使い方。縫い目の一本一本に国産車なのに国産車ではない欧州の仁義を感じる。
それらを眺めた後、ブランドコーナーなどを見て回ったが、限られたスペースで、なかなか工夫して見せようとしていたが、特にブランドコーナーは、もっと見せる工夫があった方が良い様にも感じた。
自動車会社の設計と言う雰囲気ではなく、デザインというオーテックならではの環境を紹介するのも良いが、万人にも分かりやすいデザイン論なんてやって欲しかったと思う。
僕的には、マツダの 中山 雅 氏のデザイン論は非常に魅力的なんだが、それをオーテックでもできないだろうか。
11分40秒 からの 中山氏 のデザイン論は、魅力 を超えて 魔力 を持つ。
まぁ初回という事で、開催にこぎつけただけでも拍手モノなのだが、是非とも次回もあって、より充実したフェアになってくれたらと思うのである。
2020年のフェアは、そろそろマンネリとなってきたフェアを如何に活性化するかの年になるだろう。
日産車を愛し、日産車をより多くの人に理解して、愛されるようにする場として、フェアが大きなポイントになるように是非、日産の多くの人に努力して欲しいと願って止まないのだ。
頑張れ 日産 !
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2020/01/20 01:56:10