
本日はトヨタ スープラにご来社いただきました! お持込くださいましたお客さま、誠にありがとうございます。
1993-2002年にかけて発売されましたトヨタ スープラは
(4代目)A80型になります。
ただフロントアンダーカナードをはじめ、オーバーフェンダー化されていて、ノーマルからボディボリュームがアップしています。
お持込がなくとも、外観形状のわかるお写真等を頂戴しまして、部分的にサイズアップしてお作りすることは可能です。
しかし、あくまで実車からの採寸ではないサイズアップになりますので、お車に装着した際、それがきっちりときれいにフィットするかというと、その保証はありません。採寸も、私・仲川が行わない限り(お客さまのほうで行っていただいても)、全体のバランス等もあり、うまくいくことはありません。
そこで、社外品が付いているお車や改造車に対しましては、
コチラのように定めさせていただいています。
フィットしたカバーをお求めの場合は、その車両のお持込がどうしても必要となってきます。
ただ、社外品が付いているお車、改造車の場合、そのお車1台だけのカバーになりうることが多いため、カバーの本体代金のほかに、採寸代を頂戴しております(詳しくは
コチラ>)。
採寸から開始です。
第1回サンプルカバーで全体的にフィット。フロントとリアをさらに詰めていきます。
うしろマチ「あり」の型になりました。
マチとは?
車の横面に対する生地と天井を走る生地の間、コーナー四隅に入っている細長い三角の生地のことです(車種形状により、四隅に入っていないものもありますが、だいたい、四隅にこのマチがあります)。
もっとわかりやすく知りたい方は、
コチラの記事をご覧ください。
ページ後半から、灰色の生地にて縫いつけてある部分(パーツ)のことを「マチ」と呼びます。
出来るなら、このマチは無い方がボディカバーとしては良いです。
ミシンの縫い目が減ることで、その分、老朽化が遅れるからです(縫い目があると、糸が解けたり、切れたりして、どうしても老朽化の原因になってしまいます)。
また、雨水などの浸透も少なくなります。
ただ、お車の形状により、マチを無くすことでフィッティングが崩れる場合もあります。
フィッティングが劣ってしまってもいけないので、その場合はどちらがベストかよく検討したうえ、マチを入れたりしています。
うしろマチは「なし」となる車種が多いのですが、今回は、フィット感の崩れによりマチ必須となりました。
第3回サンプルカバーで完成です。
装着シルエットを掲載します。
また、リアウィングのこの部分。
サイドの縫い目ラインを凹ませることで雨水や埃等がこぼれ、ルーフ後方とリアウィングの間に溜まりにくいよう設計しています。
<オーダー時のアドバイス>
スープラ80系で、お持込いただいた車両と同等のサイズ・形状に換装されている場合、今回採寸した型でお作りすることは可能です。
ただフロントやリアバンパー下部への入り込み等、実車に合わせて細かく調整していますので、少しでも形状の異なる場合はきれいにフィットしない可能性があります。
今回はあくまで特注製作になります。
お客さま、この度は実車をお持込くださり誠にありがとうございました。
現在、現場が立て込んでいて完成までに通常以上のお時間がかかってしまい申し訳ございません。
発送の際には改めてご連絡させていただきますので、どうぞ引き続きよろしくお願い致します!
ご注文はサイトからお受けしております。
ボディカバー・車体カバーの老舗 仲林工業
https://www.nh-cover.jp/
Posted at 2015/01/09 18:51:44 | |
トラックバック(0) |
特注製作やってます | 日記