
通勤経路のこの場所は、高架のジョイントがズレていて、進行方向が大きく窪んでいる。80キロくらいでWINNERで通過すると、一瞬ジャンプして着地した瞬間にサスペンションがフルボトムして、座っていると腰をいわしそうな衝撃をくらう。だから、WINNERではここでステップの上に立ち上がっていた。ジャンプした瞬間にステップを蹴りつけて着地を促し、体重は膝の屈伸で受け止める。人間の脚はいわゆる「アクティブサス」なので、すぐれた衝撃吸収性を持っている。
Versysでは、サスペンション自体のストロークと減衰力でしっかりと受け止める。フルボトムしないので腰に来る衝撃はない。シートに座ったままでも問題ないし、ビックリするような揺れ方はしない。スプリングはソフトなほうだと思うが、ショックアブソーバーがしっかり仕事しているので快適である。
今日、社用車のINNOVAの後席に乗って同じ場所を80キロぐらいで通った。すると、ガツンと腰に来る衝撃を食らった上に、シートから身体が浮き上がるような揺れ方をした。このINNOVAは最近入ったばかりの新型、新車で、ショックがへたっているわけではない。おそらく、サスペンションストロークが小さいうえに、スプリングが硬く、ショックの減衰力が足りないのだろう。2018年購入の新型車がこの程度の乗り心地であることはかなり意外だが、これはたぶん、メーカーの設計思想がそのようなサスペンションが「よい」ということになっているのだろう。
自動車の比較記事などでは、室内の広さ、燃費、自動ブレーキの有無などの項目について論及されていることが多いが、サスペンションの良し悪しに関する記述は少ない。たぶん、評価できる記者が少ないのだと思うが、記事が参考にできない以上、試乗して確かめるしかない。もっとも、試乗コースは低速かつ短距離であることが多いので、できればレンタカーで1日借りて、いろんな路面状況で乗ってみたいものである。そういう点では、新型車が出てもすぐには買わず、レンタカーに出回ってからがいいと思う。
ぶふぉっ
Posted at 2018/04/01 20:43:14 | |
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