
旧知のメンバーが集まると、良く話題になるのがレア車・・・
販売台数が少ない、限定車、仕様的に数が少ないもの・・・などなどだが、その他にも最近見ないよなぁ・・・的なクルマも結構話題になったりする。
少し前だが、初代ラングレーって見ないよなぁ・・・という話題が出た。
そう言えば、三代目の「亜久里の休日」なんていうキャッチのN13ラングレーはそこそこ記憶にあるのだが、初代となるとねぇ・・・というのが大方だった。。
私は初代ラングレーについては強烈に覚えているのだが、とにかく、N10パルサーをベースにして、それに考えられるC210スカイラインジャパンの部品を無理矢理押し込んだクルマ・・として当時から話題になっていたのだ。
口の悪いマスコミ連中からは、その安易な商品企画を差して、ラングレーじゃなくて、
アンクレー
つまり「案くれー」などど揶揄されたものだ。
もともと、ラングレーはグロリア、スカイライン、などと比較的価格の高いクルマしか手持ちの無い、現在の「レッドステージ」、当時の「プリンス」の販売店から、数をさばけるクルマが欲しい・・・というリクエストにメーカーが答える形で誕生したクルマだった。
プリンスというディラーのイメージに合わせて、ちょっと高級なパーソナルユースを狙ったのがラングレーで、プリンス⇒スカイライン・・という安直なイメージから、ラングレーは小さなスカイラインとして売り出そう・・・という事になったのだが・・
ヘッドランプをまんまマイナー後のC210スカイラインのモノを使っていたのには驚いた!
なんたって、ヘッドランプの中央にスカイラインの「S」マークが入ったままだったのだ!!
当時販売店のCAに「ラングレーなのにSマークが?」と聞くと真顔で「スカイライン・ミニだから当然」と言い放たれたのはよく覚えている。(笑)
このヘッドランプを中心にリデザインされているので、どうも見た目に違和感が伴うのは如何ともし難いだろう・・・
内装もステアリングはスカイラインから移植されていたが、さすがにこっちのホーンボタンのマークはラングレーのモノに差し替えられていた。
ラングレー VS スカイライン さすがにホーンボタンのマークは代えられていた。面白いのはシフトノブの形状、FRとFWDの差もあってノブの重心、重さが違うので形状が異なるのが良く分かる。
ちょっと高級なパーソナルカーという事で、初代は3ドアしか用意されていなかったが、高級と言いつつ「D-I」などという、二本スポークのプラスチック丸出しステアリングの、ビニールレザー表面レロレロの、どうみても安物クルマとしか思えないグレードまで設定した日産の、商品企画には当時から疑問を持っていたのだが。。。
果たせるかな、出た当初は物珍しさから、ソコソコ売れたが、その後は鳴かず飛ばず動ぜずで、だんだんと世間の記憶から遠ざかっていってしまった。。。
ベースのクルマは、プリンスの技術を引く
N10パルサー。
初代パルサーは「いくら走っても疲れない」と玄人筋には評価が高かった。
こっちは、結構売れて日産の屋台骨を支えたが、いくらクルマが良くても、子供騙し的なクルマを作ると、やっぱり売れない・・という見本が「初代ラングレー」だったのかもしれない。
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Posted at
2005/04/26 09:38:35