
最近の日本車は、本当につまらなくなった。
もちろん、技術的なレヴェルは、世界的に見て上位にある事は間違いないのだが、じゃぁクルマとして乗って面白いか?見て楽しいかと聞けば、正直 「?」 がついてしまう。
街には、ミニヴァンが溢れ、デザインはなんだか継ぎ接ぎだらけで、他とのデザイン的な差別化を気にするばかりに、余計な線、プレスラインが乱舞してまとまりが無い。
特にトヨタのデザインは酷過ぎる。
初代や二代目のセルシオの様に、余計な線に頼ることない、全体の造形、面の張りで個性を醸し出し様なデザインが出来ないモンだろうか。
日産はデザイン的に洗練されているが、デザインを重視するばかりに居住性や乗り降りが大変なデカイクルマが多すぎる・・・・
売っているクルマもそうなんだが、メーカーとして企業としてやっている事も注目を浴びる事が少ない様にも思える。
そんな、どうしようもない閉塞感の中で、海外からこんなニュースが飛び込んできた。
フォード1L搭載車がニュル記録を更新
欧州フォードで名作と声の高い、三気筒1Lの直噴ターボエンジン 「EcoBoost」 のパフォーマンスを更に世に知らせるためにトンデモナイ暴挙に出た!
生粋のレーシングマシンである 「Formula FORD」 に、最高出力205psにスープアップした エコブースト・エンヂンを搭載したワンオフマシンを製作し、ニュルブルクリンクサーキット北コースに挑戦した。
結果・・・・・エコブースト・エンヂンをたたき出したラップタイムは、なんと7分22秒!!
このコースで歴代11位のコースレコードを、チューンドとは言え、たった 1,000 CC の三気筒エンヂンのクルマで達成したのだ。
さらにだ、この 「Formula FORD」 を良く見て頂ければ分かるが、公道をナンバーを装着して走れるように
・ホイールカヴァー(泥除け)
・前後のライティング
・ウインカー
・クラクション
・バックミラー
を装着しているのだ。
泥除け、ヘッドライトにウインカーが付いている フォーミュラカーなんて、なんて オツ なんだろうか。
そうした装備を装着しても、フォードによると 時速255.5km/h、また0-100は4秒以下 という恐ろしいパフォーマンスを実現しているというのだから恐れ入る。さらに泣けるのは燃費が、
時速56km/hで約41.7km、時速120km/hで約20km
だったというのだから、速いだけでなくエコも凄いんだという事も証明して見せた。
凄い凄いと皆さんは思っているかもしれないが、実は外観こそフォーミュラではないが、日本でも 46年前に実証していたのだ。
そのマシンの名前は トヨタS800
軽量 真性ライトウェイト・スポーツって無くなるのだろうか?
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/731712/
こっちは軽量ボディに、800CCのエンヂンを搭載して、スカイラインGTやホンダS600、ロータスエランなどの強馬力のライヴァルを蹴散らかして、無給油で優勝してしまったのだ。
軽量で空力の良いボディの賜物で、500Kmを無給油でレースを駆け抜けたトヨタS800。
エコエコと 黒井ミサ じゃあるまし、同じ言葉を連呼する今の日本のメーカーより、よっぽどフォードの手法や、トヨタS800の生き様は訴求力があったように感じるのだが如何だろうか?
クルマが面白くなくなったのは、やっぱり作り手の熱意なんだと、今回のフォードのチャレンジとヨタハチの歴史を振り返って、その思いを強くした次第なのだ。
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Posted at
2012/09/08 12:27:02