このTOPの画像は、TVRのサーブラウのモンだが、僕的には一連のTVRのメータはイマイチ好きになれない。
フォントが小さいし、派手なだけ・・という印象があるからだ。
しかし・・・名立たる欧州のエキゾチックカーのメーターは、やはり息を呑む迫力を持っていると僕は感じている。
例えばだ、スポーツカーというと拒否反応を示す方が多いのだが、成り立ちはどうであれ、その性能を見ればスポーツカーのメーカーとして自他共に認める存在の「ランボルギーニ」の「ガヤルド」のメーターもシンプルでありながら、存在感を際立たせていると思う。
しかし・・・この前初めて雑誌にイルミをONした画像を見つけた時、その昼と夜との印象の格差に愕然とした。
VWの時もそうだったのだが、「ガヤルド」もこうも昼と夜との顔が違うのだ・・と改めて認識した次第だ。。。
そして欧州のスポーツカーの代表といえば、ポルシェの存在を忘れるわけにはいかないだろう。
もはや伝統と言っても良いだろう彫りの深いメーターなのだが、そこには一切の虚飾など存在しない。
しかし、マッドブラックのベースに、マッドホワイトの太目の文字がただならぬ存在感を醸し出している。
この「艶消しの黒」の背景に、「艶消しの白」の指針というレイアウトは、古くからの航空機の計器版の思想から導き出されている。
つまり、余計な光の反射が無いために、速読性に優れ、眼性疲労が一番少ないとされているのだ。
航空機でも最近はデヂタル化が進み、そんな古きよき時代のメーターなど皆無に近くなっているなか、こうしてポルシェの根幹である911カレラに、こうしたメーターが残っている事に何故か安堵感を覚える。。。
そして欧州のスポーツカーで忘れてならないのが「フェラーリ」だろう。
このF430のメーターは、まさに一目で全てが見渡せ、機能美という言葉はこのために・・といった風情がある。
ここにも、背景は「マッドブラック」が使われ、フォントにも「マッドホワイト」が使われているが、この組み合わせのメーターが如何にコントラストが強いのに、刺激が少なく読みやすいかという事が、F430のメータを見て再認識できるだろう。。。
しかしだ、他のフェラーリにも存在するが、回転系のベースだけは違っている。
普通なら下品になってしまうだろう「イエロー」を配色し、その存在感を際立たせている。
それなのに、違和感が無くメーターナセルに収まってしまっているのは、デザインの御国「伊太利亜」ならではのマジックなのかもしれない。。。
こうして見ると、メーターひとつとっても伝統や格式というものがある事が、良く分かると思う。
さてさて、次ぎのメーター探訪は・・・国内に戻ってライヴァル対決などをしてみようと思うのだが・・・ネタが集まるか!??
.
ブログ一覧 |
メーター | クルマ
Posted at
2007/06/21 02:05:52