
知っているようで知らない事・・・意外に多くあるものである。
かく言う自分も、言葉のマジックで、随分と誤った知識を正しいモノだと思った事がたくさんある。
トランクの容量って、カタログで「○×△リッター」なんてよく書いてあるが、測り方も分からないで、ただボーゼンと数字が大きいのが「偉い」と、単純に思っていた時期が結構長かったりしたモノだ。。
だいたい、「□☆リッター」って言ったって、どうやって測るのさ!?という事から疑問を持っていなかったりする。。。
某自動車メーカーCAの「T女史」は、そんな僕の素朴な質問に、「試作の時に、きっとメバリをして、水を入れるのよ!!」と自信満々に答えた・・・
(う~ん。。じゃあワゴンとかハッチバックはどうなの?って突っ込んだりして!???閑話休題)
確かに「リッター」なんていう単位を見ると、一般の人は、そんな妄想を抱くのも無理からぬ事だと思うのだが、一応CAという立場の彼女の大胆な発言に・・・大丈夫なの?と思わず心配になったりもしたのだが。。。
僕が正確に、その測定法を知ったのは、実はそんなに古くないハナシで、某メーカー主催の「品質向上」の発表会で、トランクの測定法の改善なる発表を見てからだったのだ。
現在では、殆ど統一されているが、その測定法とは「VDA方式」で、「VDA」とは・・・・Verband der Automobil industrieの頭文字を取ったモノなのだが・・・エッ!何の略かって!???
「ドイツ自動車工業化連合会」(某独国HPより調査)の略だそうだ。。
その測定方法とは・・・容量1L(50mm×100mm×200mm)のテストボックスを実際にトランクに詰めて個数で測定するんだそうな。。。
つまり「270リッター」だったら、トランクに270個その箱が入った事になるのだ。
残念ながら「T女史」の「水」を注入するという、画期的革新的な方法ではなく、実はこじんまりとした「箱」を、ああでもない、こうでもない・・と大の大人たちが知恵の輪状態で、トランクに詰め込んで決めていたのだった。。
しかし自動車メーカーも、VDA方式なんて「言葉」は注釈を入れているが、肝心の具体的な方法を明記していないのは、どうかとも思うが・・・
「トランク容量」の件でも明白になったが、意外に知っているようで、知らない現実というモノが、特にクルマの世界には多いような気がする。。。
もう一度原点に返って、そういった「単語」を見直すと、さらにクルマの事が分かって、面白いかもしれない。。。
ぜひぜひ、皆さんもご一考を・・・・
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Posted at
2005/11/09 22:00:42