ことしも残すところあと一週間ほどとなりました。年の瀬恒例のイベントとなりつつある、「勝手にフレンチ・カー・オブ・ザ・イヤー」。
(参照:
ことしも「勝手にフレンチ・カー・オブ・ザ・イヤー2013」 )
これは私Gentaが、その年一年間に日本で発売したフランス車を独断と偏見によって勝手に選んだもの。個人的主観のかなり強いものとなっている部分も含むので、たとえ反論があったとしとも、どうか温かい目でご覧いただければ幸いです(^_^.)
「勝手にフレンチ・カー・オブ・ザ・イヤー」にエントリーするモデルのルールとしては、
・正規輸入モデル
・ニューモデル
・フルモデルチェンジ
・フェイスリフト
・ニューパワートレーン搭載
・ニュートランスミッション搭載
・極少限定モデル
であることがエントリー対象車となります。ただし、特別仕様車は対象外となります。…が、主催者の気まぐれでエントリーする場合もあります(^_^;)
ということで、エントリーとなることし2014年一年間に販売されたフランス車を1月から振り返ってみましょう。( )内は日本発売日。
■プジョー208 (2014.1.6) 1.2L 3気筒 ニューパワートレーン搭載
■ルノー・メガーヌRS ジャンダルムリ (2014.1.10) 20台限定モデル
■シトロエンDS3レーシング・マットゴールド (2014.2.4) 20台限定モデル
■ルノー・カングー アクティフ 5MT (2014.2.7) MTモデル追加
■プジョー2008 (2014.2.15) ニューモデル
■シトロエンC3 (2014.2.17) 1.2L 3気筒 ニューパワートレーン搭載
■シトロエンDS3 (2014.2.17) 1.2L 3気筒 ニューパワートレーン搭載
■ルノー・キャプチャー (2014.2.27) ニューモデル
■プジョー3008 (2014.3.3) フェイスリフト
■プジョー5008 (2014.3.3) フェイスリフト
■プジョーRCZ R (2014.4.1) ハイパワーモデル150台限定
■ルノー・カングー・ゼン 6MT (2014.5.22) 1.2L 4気筒 ニューパワートレーン&MT搭載
■ルノー・メガーヌRS (2014.6.27) フェイスリフト
■ルノー・メガーヌ エステートGT220/ハッチバックGT220 (2014.6.27) フェイスリフト
■ルノー・メガーヌ エステートGTライン/ハッチバックGTライン (2014.10.9)フェイスリフト
■シトロエン グランドC4ピカソ/C4ピカソ (2014.10.25) フルモデルチェンジ
■プジョー308/308SW (2014.11.5) フルモデルチェンジ
ざっと17モデル。こうして振り返るとことしもたくさんのフレンチモデルがデビューしたのですね(^^)
それともう一つの特徴として、特別仕様車がルノーを中心に多く導入しました。ルノージャポンのFTS戦略によってカングーやRS系の限定車も多く導入しましたね。
(参照:
ちょっと気になるルノー・ジャポンの販売戦略 )
それでは、「勝手にフレンチ・カー・オブ・ザ・イヤー 2014」の発表です!
まずは第3位から。
ルノー・メガーヌ エステート/ハッチバックGTライン。
世の中の動向でエンジンのダウンサイジングが進む中、ルノーにもついに1.2L 4気筒エンジンが搭載となりました。
Cセグメントは大きすぎずちょうどよいサイズ。個人的にはカングーに載った6MTがメガーヌにも載れば2位以上だったかもしれません(^_^.)
続いて第2位の発表。
ルノー・メガーヌRS GENDARMERIE(ジャンダルムリ)。
今さら言うまでもありませんが、フランス国家憲兵隊に実際に配備されているメガーヌRSをイメージしたモデル。ブルーロワのボディカラーも専用色とたった20台限定というのもファンを刺激させます。フェイスリフト直前にも関わらず、ルノージャポンは粋なことをやってくれました!
(参照:
シブいボディカラーのメガーヌRS )
そして栄えある第1位は・・・
シトロエン グランドC4ピカソ/C4ピカソ。
先代オーナーということを差し引いても文句なく一位でした。7年ぶりのフルモデルチェンジによって第二世代へと進化し、装備や安全性の向上など至るところで進化が散見されます。第二世代も先代に引けをとらず個性的。それでいて、C4ピカソとわかるのはデザイン力のなせる技でしょうね。
さて、エントリーに挙がったモデルは16にものぼるわけですが、これらから3モデルを選ぶのは困難を極めました。ということで、ここからは惜しくも漏れたモデルたちを特別賞として2つ挙げます。
特別賞一台目は・・・
プジョー3008。
プジョーのモデルの中では比較的陰に隠れた存在なのですが、私個人的には好きな一台です。3月のフェイスリフトによって顔つきが若干変わりましたが、目玉はむしろこちらだと思います。
これだけではわかりにくいですが、「グリップコントロール」と呼ばれるトラクションコントロールがフェイスリフトによってようやく日本仕様にも新たに装備となりました。また、ダイナミック・ロール・コントロールによって背が高いのにコーナリングが安定しているのは評価に値すると思います。
そして、特別賞二台目は・・・
プジョーRCZ R。
270psまで高められたハイパフォーマンスモデル。私自身はRCZを乗りこなす自信はまったくありませんが、こんなクルマが一台ガレージにあったら所有欲を満たしてくれることでしょう。幸運にも試乗する機会に恵まれましたが、意外に扱いやすいクルマでした。
先に触れたようにPSAグループの1.2L 3気筒エンジン然り、ルノーの1.2L 4気筒エンジン然り、フランス勢にもエンジンのダウンサイジング化が進みました。3気筒は騒音と振動があることが否めないので、1気筒多いルノーの方に軍配があがりました。
また、正常進化ともいえるC4ピカソは先端の技術を取り入れながらもC4ピカソらしさを継承した一台であります。欲を言えば、日本へもディーゼルが正規輸入されればいいのにとさえ思います。もし実現すれば、購入検討するかもしれません。
というわけで、ことしも勝手にフレンチ・カー・オブ・ザ・イヤーを選びました。2015年はトゥインゴやエスパス、C4カクタスなどが正規で入ってくれば面白くなるかもしれませんね(^^)
Posted at 2014/12/23 17:42:25 | |
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フランス車 | 日記