ことし2016年夏は、グループPSAのBlue HDi 日本導入やトゥインゴ3の日本導入などなど。フランス車は話題に事欠かず、たいへんアツかったですね。
過日、落ち着いた頃を見計らってフレンチを堪能してきました。まずはトゥインゴ3のいるルノーのショールームへ。コンパクトカー大好きな者にとって新しいトゥインゴはとても気になるモデル。
ショールームを訪れると、外に停まっていたのは水色の真新しいトゥインゴの試乗車。
≪画像は拝借しました。≫
「ブルー・ドラジェ」と呼ばれるカタログにもメインで登場するきれいな淡いボディカラー。C3やDS3の「ブルー・ボッティチェリ」に似た系統のカラーかな。
運転席に乗り込みます。このクラスのハッチバックにしてはアイポイントが少々高いことに気付きます。このことについて、担当セールスレディ氏に聞くのを忘れたのでウチに帰ってから、以前購入したモーターファン別冊「TWIONGOのすべて」で調べてみました。すると・・・
フロアは微妙に高く、サイドシル高は実測で約420mm(同クラスの相場は370mm前後)。理由のひとつは、最低地上高を大きめに取っていること。
ドライバーのヒップポイント地上高は、610mm前後といったところ。適度に高いため、腰の運びは非常に楽で、床の高さに慣れてしまえば、乗降性で気になる部分はない。
(引用終了)
同クラスと比べるとアイポイントが50mmは高いようですね。たかが50mmですが、運転席に座って早々気が付くくらい。見晴らしは良いので安心して運転に集中できるのかもしれません。
最低地上高の確保が理由の一つだそうですが、それ以外の他の理由っていったい何なのだろう。RR化によるものなのか。とても気になりますね。
搭載エンジンは900ccの3気筒DOHCターボエンジン。最高出力は66kW(90ps)/5,500rpmという、この手のクラスでは必要にして十分なのでしょう。ただ、ノイズや振動といったものが結構体感できるレベルにあります。
このエンジンに組み合わされるトランスミッションはルノーではEDCと呼ばれるツインクラッチ。常日頃からツインクラッチに親しんでいるわけではないので、トルコン特有のクリープ現象がないっていうのは結構新鮮。要は慣れの問題でしょうね。
トゥインゴ3の最大の特徴はやはりRRなのかもしれません。個人的にはこれまでRR車には一度も触れたことがなく、初RRでした(^^)/ ダイムラーとの協業による恩恵でコストが抑えられているとか。
試乗した全体の印象としては、きびきび走るクルマというのが率直な感想。往年の名モデル5(サンク)をリスペクトしてつくりあげられたデザインは、やはり通ずるものをはっきりと感じます。
インパネは・・・
≪画像は拝借しました。≫
ボディカラーの「ブルー・ドラジェ」が随所に取り入れられたポップなもの。このクラスはこれくらいの遊びゴコロがあっても良いですね。
個人的にこのクラスは小さいエンジンをMTで操るのが醍醐味と信じて止みません。トゥインゴ3導入にあたってNAのMTモデルが限定で初期に導入しますが、カタログモデル化は? 担当セールスレディに聞いてみると、いずれカタログモデルとして販売される予定とか。安心しました。
バックオーダーを抱え、納期がかなり先になると聞きました。輸入割り当て分が少ないのか、詳しいことは聞いていませんが、何にしてもトゥインゴ3は人気のあるモデルであることがわかります。
なお、試乗車はキャンバストップ装着車両。トゥインゴ1以来の久しぶりの採用ということになります。天気も良かったし、トップを開けて走ってみても良かったのですが、目立つし止めときました(笑
トゥインゴ3の試乗は15分程度の街中コースを走っておしまい。欲を言えば、アップダウンやワインディング、信号のない田舎道などもっとさまざまなコースを楽しんでみたいところですが、機会があれば。取りあえず、楽しめました♪
さて、ディーラーに戻ってあたりをよく見渡してみたところ、なんとジョン・シリウス(イエロー)のホットな試乗車が!
≪画像は拝借しました。≫
メガーヌ3 RS。惜しまれながら本国ではつい先ごろ生産が終了しましたね。
≪スペイン・パレンシア工場から最終モデルのラインオフのショット。≫
生産終了と聞けば、これは乗らないわけにはいきません!
メガーヌは第四世代へと移行し、もちろんRSも用意はされるのでしょうけど、クリオ3 RSがツインクラッチしか設定ないところを見ていると、おそらくメガーヌ4 RSもその流れを汲むのでしょうかね。
ということで、予定外の本日2本目の試乗開始です(^_^.) 実はフェイスリフト後のRSには一度だけ試乗したことがあるので、これが2回目(2台目)。
室内は・・・
≪画像は拝借しました。≫
至ってシンプルな前席周辺。
重めのクラッチは相変わらず。最高出力195kW(265ps)/5,500rpmのパワーを受け止めるので当然か。
シフトストロークがとても短いので、カチカチ気持ち良くシフト操作が決まります♪ これは羨ましいなぁ。
シートは・・・
≪画像は拝借しました。≫
レカロ製。座面の左右の張り出しがあってホールド性は抜群に高いですが、その代わり乗り込む際はちょっとたいへん(^_^.)
今どきのメガーヌRSはアイドリングストップ機構が備わっているのですね。スポーツモデルと言えど環境にはしっかり配慮。
スピードメーターは・・・
≪画像は拝借しました。≫
何と290km/hまで目盛られている! 軽くアクセルペダルを踏み込むだけで、気持ち良く加速するのですが、ちょっと怖かったりもする(^_^.)
足廻りはキャラクター上硬められていることと18インチタイヤを履いていることとで、路面の凹凸や段差ではしっかりとすべて拾い上げるんですね。
普段づかいでメガーヌRSを使用するには疲れそう。でも、2ndカーとして所有するならばアリかも。そんなカーライフに強く憧れます♪ トゥインゴと同じ試乗コースを走りながらつい妄想(^_^.)
さて、本日のルノー試乗総括。トゥインゴ3とメガーヌ3RSはベクトルがまったく異なる対極に位置する2台。トゥインゴは普段使いで、メガーヌRSはたまに乗るという使い分けは面白いかもしれませんね。いずれにしても、とても充実した試乗でした。
ところで、フレンチは他にもしっかり堪能したのですが、それについては改めて(^^)/
※こちらのブログもご参照ください。
(参照:
興味が尽きない日本発売間近のトゥインゴ3 )
Posted at 2016/10/17 22:02:41 | |
トラックバック(0) |
ルノー | 日記