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2017年05月31日 イイね!

フランス・モーターズのルノー総合カタログ【1998年11月発行】

フランス・モーターズのルノー総合カタログ【1998年11月発行】以前にも何度かブログで触れていますが、フランス・モーターズは輸入車販売の最大手ヤナセの100%出資子会社としてルノーの輸入販売を手掛けました。

それまでのルノー輸入販売元だったジヤクスが撤退したのを受けて、業務を引き受けたのがフランス・モーターズ。

1993年に総輸入販売元として開始し、2000年までのおよそ8年間に亘って日本のルノー車の重要な役割を果たしていました。

今回ご紹介するのは、フランス・モーターズが取扱ったルノーとしては、最後の方の1998年11月発行カタログ。冒頭写真はその表紙。

カタログ表紙は、ルノー社のイメージカラーともなっている派手な黄色い表紙を積極的に取り入れています。こうしたところに、ブランドイメージを戦略的に訴えている様子が窺えますよね。

表紙の写真を拡大すると・・・

当時取扱っていたラインナップのヘッドライトの部分写真だけを載せるという面白いもの。それでいて、決して主義主張をせず、さりげないところに好感がもてます。


『楽しい生活とともにあるクルマ、ルノー。』

トゥインゴからラグナまで多種多様なフルラインナップだった当時のルノーにとって、どれも個性豊かなもの。カーライフを楽しいものにしてくれる自信の表れなのでしょう。


『安全性の追求にクラスはないと、ルノーは考えます。』

ルノーはフランス勢ブランドの中でも安全性に対して積極的に取り組んでいるブランド。「アクティブ・セイフティ」や「パッシブ・セイフティ」といった言葉を用いていることからも、高い安全性の認識をもったブランドということがわかります。


これはカタログを開いたところ。当時はトゥインゴからラグナまで全5モデルを取扱っていました。


「フレンチ・アイドル。トゥインゴ」

トゥインゴ1としては中期のモデルか。トゥインゴ1は日本ではあまりヒットはしませんでしたが、世界規模でみればベストセラーモデル。実は名車なんですよね。


「フレンチ・コンパクト・ツアラー。ルーテシア」

クリオとしては2代目で1998年は日本デビュー間もない頃。初代のスクエアなデザインからすると、2代目は角がとれたもの。



「フランスの洗練と足まわりを味わう。メガーヌ」

メガーヌとしては初代。発売当初はクーペとハッチバックの2つのボディタイプ。後にカブリオレも登場しますが。ヨーロッパにはセダンもありましたね。クーペ16V今でも好きですね♪


「フランス車の洗練と実用性を味わう。メガーヌ・セニック」

メガーヌの派生モデルのセニックは、モノスペース。5人がゆったり座れるのがセニックの最大のメリット。このパッケージングを真似た某日本車も登場しましたね。


「心奪われるのはドライバーだけではない。ラグナ」

21(ヴァンテアン)の後継モデルとしてネーミングを一新したのがラグナ。日本への輸入台数があまりなかったのか、ラグナについて勉強不足で実はよくわかっていません(^_^;)

でも、サフランほど大きくはなく、ひと回りほど小さなサイズは取り回しがしやすかったでしょうね。日本でのサフラン輸入販売終了後は、アッパークラスを受け持つ重要な役割を担っていましたね。

1998年から1999年にかけて、フランス・モーターズが取扱ったルノーモデルの販売台数は上り調子でした。それは、上でもご紹介したルーテシア2のヒットによるものだったでしょう。
(参照: フランス・モーターズが取扱ったルノー

ニッチモデルに特化した現在のインポーターのルノー・ジャポン。それとは販売戦略が大きく異なるフランス・モーターズのラインナップを眺めていると、なかなかシブいラインナップだったことが窺える気がしてなりません(^_^;)
Posted at 2017/05/31 21:56:11 | コメント(2) | トラックバック(0) | フランス車カタログ | 日記
2017年05月27日 イイね!

結局のところC4カクタスの販売戦略ってどうなんだろう

結局のところC4カクタスの販売戦略ってどうなんだろうC4カクタスが日本初披露したのは2015年の東京モーターショーでのこと。

その前年2014年にヨーロッパですでにデビューしていたので、日本でのお披露目のタイミングとしては東京モーターショーが絶好だったでしょう。

東京モーターショーでの当時の公式アナウンスによれば、C4カクタスが日本発売予定となるのは2017年とのこと。

紆余曲折を経て、2016年末に発売されたのは記憶に新しいところ。ただし、200台限定販売。応募殺到を見込んでか、抽選による方法で購買者を決定。
(参照: C4カクタスの販売戦略ってどうなんだろう

ボディカラーラインナップの内訳は・・・

   ブランパールナクレ 60台   ブルーラグーン 50台   ハローイエロー 50台
   ルージュアデン 25台   ノアールオブシディアン 15台


という状況。イメージカラーとも呼べるハローイエローが50台と四分の一を占めています。全体に占める割合からすると決して多くはないんですね。

限定台数200台で販売終了かと思いきや、年明け早々に第2弾とも言うべき100台を追加で販売。でも大々的に発表していなかったのは謎。

ボディカラー内訳は・・・

   ブランパールナクレ 62台   バルティックブルー 35台   ルージュアデン  3台

結果的に、販売台数は300台となったわけです。ここまででボディカラーラインナップ内訳は多い順に・・・

ブランパールナクレ 122台


ブルーラグーン 50台


ハローイエロー 50台
 

バルティックブルー 35台


ルージュアデン 28台


ノアールオブシディアン 15台


となるよう。ブラン(白)は無難で広く受け入れられやすいので多めの設定なのでしょう。40%も占めていました。

前置き長くなりましたが、ようやく本題です。

ヒマに任せていつものようにGooWorldを眺めていたら、5月26日現在C4カクタスの中古車が13台アップされているのですが、そのうち正規ディーラー販売車両が7台も存在! そう、半分以上が正規モノという状況。

■赤  初度登録2016.11  0.2万km  シトロエンディーラー
■白  初度登録2016.12  0.1万km  中古車ショップ
■黄  初度登録2016.12  300km   シトロエンディーラー
■黄  初度登録2016.11  100km   シトロエンディーラー
■黒  初度登録2016.11  15km    シトロエンディーラー
■白  初度登録2017.1   800km   シトロエンディーラー
■白  初度登録2017.1   500km   シトロエンディーラー

発売されて間もないC4カクタスが店頭に並んでいれば、すぐにでも売れそうなくらい。なので、店側にとっては何の心配の必要もないはず。

でもこの事実。別の見方をすれば、抽選による販売方法が取られ、販売されてそれほど経っていないC4カクタスがなぜ各地の店頭にこんなにも並んでいるのか。7台って多くないかな。

その中にはこんな車両も。

  ≪画像は拝借しました。≫
全国限定たった15台の黒カクタス! ノアールオブシディアンは全色に占める比率が5%と超希少モデル。

ここで注目したいのが、その販売車両のほとんどがシトロエンディーラーで販売されていること。不思議でなりませんね。

これは推察に過ぎませんが、抽選に当選した顧客が何らかの理由でキャンセルし、その車両が店頭に並んでいるのではないか。もちろん理由は他にもさまざまあるでしょう。

さて、これまで台数限定で輸入販売したC4カクタス。調べてみたら、第3弾として今後導入計画があることをとあるディーラーが告知していました。

つまるところ、C4カクタスの販売戦略ってどうなんだろう。

第一弾で限定200台ポッキリと信じて抽選に当選して購入した顧客も多いはず。第一弾購入者にしてみれば、追加で100台増えた時点で、いぶかしく思った人は多いはず。

PCJの販売戦略はどうも読み誤ることの方が多くイマイチ。C4カクタスも然り。最初っから見込んで多めに輸入販売すればよかったのではないかって思います。

そう言えば、2015東京モーターショーで当初発表計画にあった6ATはどうなったんでしょうか。第三弾が計画どおり販売される暁には6ATを導入してはどうだろう。その方がベストなのかもしれません。

さて、タイトルで問題提起をしておきながら、結局は回答らしい回答も出せず仕舞い。PCJがいつかつまずかなければいいなとちょっと心配しています(^_^;)
Posted at 2017/05/27 17:35:17 | コメント(4) | トラックバック(0) | シトロエン | 日記
2017年05月23日 イイね!

幻に終わったフォード・マスタングの右ハンドルモデル

幻に終わったフォード・マスタングの右ハンドルモデルフォード車の輸入販売を日本から撤退すると発表があったのは2016年の年が明けて間もない1月のこと。

撤退の決断を下したのは日本の輸入販売を請け負っていた当時のインポーター「フォード・ジャパン・リミテッド」(以下、FJL)ではなく、親会社の本部。

その発表によると、「日本は世界のなかで最も閉ざされた自動車先進市場」を理由にして、あくまでも親会社側には何の非もないことを強調。

販売戦略だとか販売網、装備を含めた仕様などすべてが日本市場にマッチしていたのかどうかは不明ですが、少なくともかつて300を有していた販売網は晩年には60足らずだったのは事実。

いずれにしても、特殊性が強い日本の輸入車事情にいかにして立ち向かうかというしっかりとした戦略を立てられなかったことが要因の一つと考えます。
(参照: フォード日本撤退が「閉ざされた市場」という理由は本当か

そんなこんなでフォードが2016年末に日本市場から撤退してすでに半年近くが経とうとするこのタイミングで、フォード社CEOのマーク・フィールズ氏が退任するというニュースが駆け巡りました。

産経ニュースから以下一部引用します。

フォードのマーク・フィールズCEOが退任へ 業績不振、元マツダ社長
2017.5.22 16:43

米主要メディアは22日までに、米自動車大手フォード・モーターのマーク・フィールズ最高経営責任者(CEO)が退任すると相次いで報じた。2016年10~12月期決算の純損益が赤字に転落するなど業績が低迷、CEO就任後に株価が大きく下落したことを株主から批判されており、事実上の引責辞任とみられる。

フィールズ氏は14年7月にCEOとなり、販売不振が続いていた日本から昨年で撤退するなどの合理化を推進。また、人件費が安いメキシコでの新工場建設を計画したが、雇用流出につながるとしてトランプ米大統領が就任前に批判。フォードは撤回に追い込まれた。

(引用終了)

マーク・フィールズCEOと言えば、マツダがフォードグループ下にあった1999年から2002年まで社長を務めた人物。

調べてみたら、現在でも使われている“Zoom- Zoom”というキャッチフレーズは彼の肝いりによるものだとか。

2014年よりフォード社CEOにマーク・フィールズ氏が就任。大規模リストラなど実績を上げた彼を持ってしても、近年では株価低迷が原因による引責辞任をしたのが真相のよう。

当初は大英断と思われた合理化も、販売戦略や時代などの判断を見誤ると経営責任を問われることに繋がる。最高経営責任者とはそんなものですね。こうした判断はドライです。

ようやく本題です。

さて、FJLの当時のCEO森田俊生氏が2015年6月のJAIA(日本輸入自動車組合)の特集記事で組まれたトップインタビューを読んでみると興味深いことがわかりました。以下一部引用します。

>この限定車(マスタング50YEARS EDITION)は左ハンドルのみですが、今年の後半には右ハンドルモデルや5.0リッターV8エンジン搭載モデルも導入を予定しています。
(引用終了)

これまでマスタングは左ハンドルのみのラインナップでした。純アメリカンなモデルなだけに当然と言えば当然のこと。それが、右ハンドルを導入する計画があったんですね。

2015年11月に名古屋モーターショーを訪れました。そのときにフォードブースで配布していたチラシをもらったんですが、それがコチラ↓

『2016年導入予定  右ハンドルモデル  日本初上陸!!』

その後年明けの2016年1月にはフォード社から日本市場撤退発表があったわけです。時系列で追っていくと、日本市場撤退はタイトなスケジュールの中での突然の発表だったことがわかります。

ところで、「ワン・フォード」という世界規模の販売戦略の中、実現した右ハンドル仕様のフォード・マスタング。日本の道を走ることの叶わなかった右ハンドル仕様のマスタングに出逢ってみたい!

  ≪画像は拝借しました。≫
左ハンドルが当たり前だと思っていたマスタング。日本の道路事情を考えれば、断然右ハンドルの方が合っています! もはや「マスタング=左ハンドル」で選ぶ時代ではないですね。

右ハンドル仕様のマスタングについては こちら に詳しいですが、興味深いことが書かれてありました。一部引用します。

>生産は左ハンドル同様、ミシガン州フラットロックで行われる。かつては「マツダ・アテンザ」(マツダ6)が生産されていた工場である。
(引用終了)

フォードは世界中に生産工場を持っていますが、マスタングはハンドル位置に関係なくアメリカなんですね。

もう一つ興味深いことが書かれてありました。引用します。

>フォードは右ハンドルのマスタングについて、イギリスとオーストラリアにそれぞれ4000台を割り振っており、そしてプレオーダーの段階でその数を完売している。これに対し、日本向けはわずかに500台と、ニュージーランド向けの600台より少ない数字だったという。
(引用終了)

世界的に見ても右ハンドルの国はせいぜい2割程度のはずですが、その中にあって日本向けが500台。この数字が多いと見るのか少ないと見るのか。日本のフォード車の事情から考えて結構多いような気がします。

さて、調べていて見つけたこの写真は船で陸揚げされたばかりの右ハンドルのマスタング↓

  ≪画像は拝借しました。≫
オーストラリアの港に到着したばかりの右ハンドル仕様のマスタングらしいのですが、この仕様が日本の道を走る姿をぜひ見てみたかったですね!

マーク・フィールズ氏の合理化策による日本市場からの撤退がなかったとしたら、右ハンドル仕様のマスタングが間違いなく日本の道を走っていたでしょう。

フォード車の日本再上陸は期待したいところですが、マーク・フィールズ氏の退任によって事態は変わるとはなかなか考えにくいでしょうね。もし、仮に再上陸が叶うならば、右ハンドル仕様のマスタングはぜひ導入してほしいですね。

※生産工場で右ハンドル仕様のマスタングの生産する動画を見つけたのでどうぞご覧ください。
Posted at 2017/05/23 22:04:48 | コメント(1) | トラックバック(0) | フォード車 | 日記
2017年05月20日 イイね!

西武自販地区代理店から届いた西武自販オールモデル展示試乗会DM

先だって、ユーノス店のAX&ZX発表展示会のDMに関して記したところです。そうしたところ、多くの反響をいただきました。ありがとうございます^^;

またしても、シトロエンDMシリーズとなります。ヒマに任せてDMストックを整理していたところ、今度は西武自販時代のDMが見つかりました! 

シトロエンと言えば、旧くは西武自販。30年の永きに亘って取扱ってきた老舗のインポーターであり、日本にシトロエンを広く知らしめた功績は偉大です。


1990年5月12日(土)・13日(日)に展示試乗会があるというDM。「5月の展示会」とあるので、毎月開催していたのかな。


これは、封筒の中に入っていたすべてのチラシ。たくさん入っているので、力の入れようが窺い知れますね。


「さてこのたび弊社では、ご好評のなかシトロエン2CV・プジョー505の生産完了を記念し、さらにこれまでの熱きご声援への感謝をこめて、5月の展示会を開催する運びとなりました。当日は、2CV・505はもちろんのこと、限定100台の特別限定車シトロエンBX16TZSや、独特の人気を誇るBX19TRiなどのBXシリーズ、パリのエスプリAX、SAAB900シリーズ、SAAB9000シリーズなど独自のアイデンティティを伝える知的なヨーロッパ車を集い、皆様のご来場をお待ちしております。」

“ごあいさつ”にはとても興味深いことがたくさん書かれてありました! あまりにたくさんの情報が詰まりすぎていてどこから触れてよいやら(^_^.) 

1990年となると今から27年も前のことになりますが、2CVや505という名モデルが生産完了したばかりのタイミングだったんですね。


このフェアではブランドロゴの入った“高級ハンカチーフ”がもれなくプレゼントだったよう! しかも好きな車種を選べるそうですが、やっぱりすべて欲しいよね♪


「サーブは、最も安全な車である」

今となってはブランド消滅という憂き目に遭ってしまった、スウェーデンの名門サーブ。同郷ボルボに引けを取らないくらいに高らかに安全性を謳っていました。


これは1990年当時のサーブラインナップ。9000シリーズ&900シリーズという2つのグレード構成は晩年までほとんど変わらずでしたね。900は今でも大好きです♪


“GOOD INFORMATION”と書かれてあるこのチラシ。実は私にとってこのチラシが最も興味を惹くものでした! 

このチラシにある“BX 16TZS”というモデルについて、以前このブログ↓↓を記したときのこと。
(参照: 西武自動車販売社の歴史をカタログから紐解いてみる・・・その10

みん友さんのやんぢさんからとても興味深いコメントを寄せていただきました。以下引用します。

>ちなみに、最後期の日本仕様では西武のみ16TZSというのもありましたね。
(引用終了)

実はそのブログを記した時点では“16TZS”というグレードを調べ尽くしてもまったく判明せず、断念した経緯がありました!

が、今回DMを発見して、さらに探し求めていた“16TZS”の存在がハッキリとわかり、解決しました! このグレードはチラシにあるとおり、「2CV・505生産完了記念特別限定車」だったんですね。しかも限定100台! 希少性の高さがわかります。

1990年と言えば、まだマツダがシトロエンの輸入販売を手掛ける以前のことなので、“16TZS”は西武自販オリジナルのグレードということでしょうね。


これは、見開き2ページのチラシ。「シトロエン2CV・プジョー505生産完了記念感謝セール」と書かれてあります。

やんぢさんの話によると、TRグレードとは違って、TZグレードはサイドモールが太いんだそうです。たしかに、若干太いんですが、そのことが見た目をキリッと引き締めているかもしれません。


マルチェロ・ガンディーニが手掛けたデザインは力強いですよね! BXって本当にカッコ良いと今でも思います♪ 事情が許されるならば、本気で所有したい一台なんです。

見開くと・・・

「シトロエンを21年間扱い皆様にご紹介してきた西武自販では、忘れられない車の1つです。今、熱きご声援に送られていよいよ生産完了致します。2CVと出合う最後のチャンス、どうぞこの機会にご高覧、ご試乗ください。」

そう言えば、1990年って2CVの販売が終了する年だったことをこのチラシを見て思い出しました! 当時は展示車や試乗車の用意があったということですね。

「505も栄光のなか生産完了を迎えます。」

デビューするクルマがあれば、当然消えていくクルマがあるのは世の常ですが、こうして一時代を築いた名モデルたちが一度になくなるのはとても残念なこと。

これはこのチラシの裏表紙には・・・

当時、西武自販が取扱っていたラインナップの一部。AXはまだフェーズ1ですね。

ということで、思わぬ収穫のあった西武自販のDM。現代はインポーターが原則1ブランドを取扱うのが当たり前ですが、1990年当時はまだ複数のブランドを取扱うことができた時代。

現代ではまったく考えられない時代でした。そうしたユルさがまだ許されたよき時代だったのかもしれません。西武自販の偉大さが読み取れるチラシと言えるでしょうね^^;
Posted at 2017/05/20 19:56:08 | コメント(2) | トラックバック(0) | 西武自動車販売社関連 | 日記
2017年05月17日 イイね!

ユーノス店から届いたシトロエンAX&ZXの発表展示会DM

かつてバブル期にマツダが5チャネルを有していた時代のこと。ユーノス店ではロードスターやコスモ、500、プレッソ、100などとともにシトロエンを取扱っていました。

当時、シトロエンといえば西武自販が独占販売していましたが、あのマツダが新たに取扱うと聞いてかなり驚いたものです。

まぁ、それでもシトロエン車の取扱いについては、マツダとシトロエンとの両者の思惑が見事に一致したのでしょう。けど、販売した後のアフターサービスは本当に面倒見切れるのかと当時心配に思いながら傍観していました。

今回取り上げるのは、AXとZXの発表展示会のDM。

AXは1991年4月7日(土)・8日(日)、ZXは1992年5月16日(土)・17日(日)が発表展示会だったよう。今から25年~26年も前になるんですね!

当時、ユーノス店に何回か出入りし、アンケートに記載したらその後、結構DMを送りつけてきました。その中にはシトロエン関連もたくさんありました。これらはそんな中の2通というわけ。



『コンパクトカーの本場から届いた小粋な「フランス」です。ユーノスから、シトロエンAX。』

手作り感満載の案内状(^^) これが却って良い印象を与えているのかもしれませんね。


『フレンチ・カジュアルで、出かけよう。』

AXには、「カジュアル」とか「小粋」って言葉が使い古されていますが、よく似合いますね。

一方、こちらはZXのDMに入っていた案内。

「シトロエンXMエクセレントフェア’92」絶賛開催中! フェア期間中はXM左ハンドル限定で3%の特別金利実施していたよう。


「欧州車初のリアシートのスライド機構などを始め、使い込むほどにシトロエンならではのアイディアが見えてくる<シトロエンZX>。」

ZXって欧州車では初めてリアシートにスライド機構が付いたんですね! 


500はクロノスやクレフなどの兄弟車でしたっけ。


『シトロエン・スピリットが乗るほどに使うほどに見えてくる。』

1.6LのCLUB(クラブ)と1.9LのSUPER(シュペール)の2グレード構成。どちらも左右からハンドルが選べたんですね。

現代シトロエンでいえばC4が実質的な後継モデルとなるのでしょうけど、今や大きくなってしまいました。ZXは5ナンバーサイズで扱いやすかったでしょうね。

これは、ZX以外の当時のユーノス店ラインナップ。

これらを眺めていると、純マツダ製モデルとシトロエン車との組み合わせが不思議でなりません。販売の主力はやはりロードスターだったでしょうね。

シトロエンの怖さ?を知らない人にとっては、ユーノス店でシトロエン車を買えることはハードルがかなり下がり、買いやすかったのかもしれませんね。

当時のマツダの販売戦略だった多チャネル化は結局失敗に終わり、その煽りを受けて、後にシトロエン車の輸入販売から撤退してしまいました。

別の見方をすれば、マツダはシトロエン車を広く日本に知らしめる意味では大きく貢献をしたのかもしれませんね。
Posted at 2017/05/17 22:07:46 | コメント(5) | トラックバック(0) | シトロエン | 日記

プロフィール

「@svx-407-c5 さん、チベットスナギツネに似せたのかってくらいに似ていますね(笑 LMに至ってはレクサスで一番儲けていそうです。儲けていそうです。価格設定も正しいのか怪しいですよね(-_-;)」
何シテル?   04/23 22:17
クルマ大好きです。日本車、ドイツ車、イギリス車、イタリア車、フランス車、スウェーデン車などなど。ブログではいろいろなことを記していて、時には違った切り口で記して...
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