
ようやく「エクストレイル20GT」、つまり話題の「クリーン・ディーゼル」に試乗できた。
前回は、ナンバーが無く店舗内で見回したり、エンヂンを始動させてみただけだったが、今回はミッチリと僕の試乗コースを回り、新時代のディーゼルを堪能したという次第だ。
まず日産車乗りには違和感のある呼称である「M9R」と呼ばれる、ルノーとの共同開発らしいディーゼル・エンヂンだが、さすが過給機との相性が良いディーゼル!というこれまでに無い軽快なフィールを示したくれた。
つまり圧縮点火を行うディーゼルは、ガソリンエンヂンと違って「対ノック性」が強く過給機との相性が良い事は周知の事実で、鉄道用のディーゼルエンヂンや船舶用のディーゼルエンヂンでは、もはや「過給機」無しでは成立しない状況にある。
クルマに限っては、なかなか過給機付きエンヂンが普及しなかったが、ようやく「これは!」と思わせるエンヂンにめぐり合った気がした。
127Kw(173PS)/3750min-1という極低回転で、1995ccの排気量ながら馬鹿力を発揮し、360N・m(36.7kgfm)/2000min-1というディーゼルらしい強トルクを堪能できる。
正直、カラカラというディーゼルノックは皆無で無く、確かに遠目に聞こえて来るのだが、入念な遮音のお陰で車内ではオーディオを遮ったり、耳障りになる事は無い。感心した事は音は兎も角、バイブレーションが気にならないという事だ。これはかなりエンヂンマウントなどに工夫をしているので無いかと感じた次第だ。
走らせて見て・・・これはもうディーゼルであることを一切感じない快感を味わえる。
回りたくてしょうがないのを、無理やり押さえ込んでいるのを一気に開放してやっている、どっかのクルマじゃないが「ビュンビュン系」の称号はまさに、このM9Rの為にある様で、まったくよどみなく回転はガスペダルの踏込み量に比例して駆け上り、躊躇無く回転計の「赤帯」の中盤まで針を運んでくれる。
少々言い過ぎかもしれないが、まるでロータリーの様に、注意していないと入ってはいけない領域まで、意図も簡単に回ってしまう様子には驚いてしまった。
そんなに元気満点で回さなくとも、結構な勢いで加速を堪能できるが、こっちのイメージよりかなり針の勢いが良いので、勝手に回ってしまうのを押える為に素早くMTをシフトアップするには少々コツが必要となる。
確かにシフトそのものは、位置が良く手を自然に降ろした位置にあって、コクリコクリとゲートに入るのだが、クラッチが床からちょっと離しただけで繋がってしまうので慣れないと多少ギクシャクしてしまうキライがある。
まぁこれは慣れれば、素早く切れて素早く繋げるので面白いのだが、ATに慣れた現代の連中にとって「鬼門」になってしまうのでは無いだろうか?
もう少し、クラッチの繋がり具合、半クラの領域と入り切りのポイントまでの距離を長くした方がラクかもしれない。
クラッチと言えば、そうそうもっと気になったのが位置関係だ。
スッと左足を伸ばした際、クラッチペダルが少々外寄りの様な気がする。
これが素早いシフトをしようとした時に、多少足が半掛り状態になり勝ちで、足先を捻らなくてはならず、これもクラッチの違和感の原因のひとつになっている様に感じるのだ。
そう思ってペダルを眺めてみると、無理やり中央寄りにされている感じなんだが、そうしなくて、真っ直ぐ気味でペダルを置けばそれでいいのでは!?と僕は感じたのだが。
いやいや日産の現代の「名工」は、もっと奥深い意味をもってこのレイアウトで「ヨシ」としたのかもしれない・・・
あれだけ切望したMTが、ゾクゾクと日産から蘇っている事にまず喜ばなければ「バチ」が当たるかもしれないからだ。
レイアウトといえば、もうひとつ気になったのが・・・・
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2008/10/14 03:43:32