
よいよ「東京モーターショウ」の一般公開の日が巡って来た。
今年のモーターショウは、こぞって!?海外のメーカーが参加をキャンセルしたり、それまで国の礎とまで言われてきた自動車産業が崩壊・・・・・そう、米国のGMの破綻などが起き、未曾有の逆風での中での開催だ。
一部では、海外勢が撤退した事や、環境ばかりが叫ばれる現状に、
「今年の東京はツマラナイ」という評判があるみたいだが、僕はそうは思っていない。
確かに参加企業数などを見れば、これが、これまで国際色豊かで、煌びやかなコンセプトカーが溢れていた昨今の状況とは異なっているが、逆にクルマというものの本質を深く顧みれる良いチャンスだと思っている。
確かに、直前に行われた、亜細亜地域でのモーターショウでは、まるでこれまでの東京かのような盛況を呈していたが、僕は、そうした姿を従来型のモーターショウだと認識している。
つまり単純に、「たくさんクルマを買ってくれる人が居るから、購買意欲を増し、まぁおれも兼ねてお祭りをしましょう」という感じだと考えている。
そういった観点で考えれば、今回だけでなく今後も東京が、かつての「おらが春」を謳歌したような賑々しいショウなんて厳しいだろう。どう考えても、クルマの販売台数が劇的に伸びるとは考えれられないし、購入パターンが、「楽しさ」とか「遊び」ではなく、ミニヴァンに代表されるように完全に生活のツゥールとしてクルマが捉えられている現代、いまさら、これ見よがしのコンセプトカーばかり並べられても、それが「お祭り」としては面白いが、購買意欲の喚起まで至らないのは誰が見ても明白だと思うからだ。
それでは、東京の未来派無いかと言えば、そうでないと思う。
従来型の「どんちゃん騒ぎ」のモータショウは、亜細亜の皆さんにお任せして、東京は「大人」のモーターショウをやれば良いのだ。
些か使い古された言葉だが、キーワードは「技術立国」だ。
つまり、東京を見れば本当に意味での、今後数年から、いやもっと未来のクルマの姿が占えるという形態にすれば良いのだ。そういった観点では、もはや電気自動車の領域に入ってしまった「ハイブリット」や燃料電池に代表されるクルマ達が大挙して展示されている今回のモーターショウは、今後ハイブリットがどうなってゆくのか?単純な電気自動車へ変化する手前の過渡期のものなのか、また日産が、ガソリン車での「負け戦」に逆上して、これからは電気自動車だ!市販車は安価に・・・・などどと言っている事が果して本当にそうなるのか、はたまた負け犬の遠吠えなのかを見極める良い機会だと思うのだ。
そういった観点では、自動車部品のブースも見逃せない穴場だ。
もちろん、華やかなカーメーカーやタイヤ・オーディオに比べるとコンパニオンの「華」は落ちるが・・・・・とは冗談だが、部品メーカーの地味だけど、実はクルマの現代を支えている技術の展示や、これからのクルマの真価、進化を見極める「次世代の技術」、「部品」などを見る事が、実は大きな意味合いを盛っていたりすると思うのだ。
これから東京は、海外での、特に亜細亜地域でのモーターショウの活況に「いじけて」埋没の道を歩む一歩のモーターショウになってゆくのか、見た目の華やかさは無いが、クルマの本質を問いただしてゆく「大人のモーターショウ」になって行くのかを占う大事な大事な41回目のモーターショウになると思うのだ。
今回、ぼくはこれから家を出て、それらを見極めたいと思うのだ。
そして、もし機会があればこの場
吉日 五味康隆 様、当日はよろしくお願い致します。
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/15278172/
でも、ジャナリストの方々に聞ければと思っている。
今年の「東京」はどうか!?僕はこの目で確かめたいと思っている。
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Posted at
2009/10/24 07:33:03