割切 懐かしい言葉ですが「80点主義」の宿「パイプのけむり」を紹介

　もはや、「80点主義」なんて過去のモンで、今やその流れを汲む、「アクシオ」は、スペックで言えば、　X-Car よりたった全長で 「６ センチ」 しか短くなく、全幅は ３ナンバー である X-Car より狭いが、トレッドはほぼ同じと、まったくデカく豪華になってしまったモンである。

　上級志向とはよく言ったモンで、僕に言わせれば　

「分をわきまえず、訳の分からないマーケッティングという魔物の言いなりになっただけ」

のような気がするのだが・・・閑話休題


　さて、そんな、アレもコレもみんなの言い分を満足させようとする風潮に反旗を翻す様な宿泊処がある。長野県の白樺湖畔にある

パイプのけむり　だ。


　決して「豪華」でもなく、人海戦術で「フルサーヴィス」でもなく、食事も一流板さんの「グルメ」チックなモンではないが、そこら辺のペンションや民宿並みの料金で、綺麗な、そこそこの広さの部屋。

　温泉地なのに「温泉」ではない「大浴場」な～んて突っ込み処もあるが、少ないスタッフで、ホテルの中を縦横無尽に動き回って、できうるサーヴィスに邁進する姿は感動ものでもある。

　食事は、朝夕とも「バイキング」で、ここぞというメニューは無いが、あらかた食べたいと思うモンが揃っており、美食などを追及しなければ十二分に満足できる。

　家族や仲間内と、ワイワイと気軽にリーズナブルに、大きな不満も無く旅の疲れを癒すには最高の宿だろう。

　白樺湖に寄った際には、価格がほぼ倍の、テレヴィＣＭで有名なホテルも良いが、リーズナブルに家族や仲間同士で気軽に泊まれる パイプのけむり も宿の候補として是非加えて欲しいと思うのだ。